【弥生賞・チューリップ賞・オーシャンS予想】春のGIへ繋がる3重賞が開催!出走予定馬の調教をチェック!!

2021年03月03日(水) 18:00

課題だった手前の替え方に改善の兆しが!?

 先週の松籟S。阪神競馬場の芝3200mで行われたレースですが、向正面からスタートして、1周目は外回り、2周目は内回りというコース設定。レースラップには13秒台という箇所もありましたが、残り1200mの地点からはほとんどが11秒台ということもあり、ウマい馬券で想定したように、追い切り本数の多い調教タイプが人気薄で好走。3連複5万超えの配当を的中させることができました。

 これには出走頭数も関係していたと思いますが、今年の天皇賞春で狙うべき調教内容も見えてきました。先週はアリストテレス、ワールドプレミアなど、天皇賞春に出走してきそうな馬が帰厩。アリストテレスに関しては、CWでの併せ馬の動きを確認しましたが、これが絶好。2ヶ月も先のレースなのに、今からワクワクしている自分がいます(笑)

【オーシャンS/カレンモエ】

 シルクロードSから始動する予定もあったようですが、馬の状態を優先して、ここを使うローテーションになったようです。それに関しても、2月14日から時計を出し始めるということで、個人的には少し遅めの調教開始といった印象を受けています。それでいながら、1週前追い切りが坂路で4F50.3秒ですから、さすがに動く馬という感じです。

 ちなみにその1週前追い切りの2Fは23.7秒。2月25日に24秒を切ったのはこの馬だけでしたし、2月24日に2F23.4秒をマークしたのが、阪急杯を勝ったレシステンシア。この脚力が重賞級であることは間違いありません。そして最終追い切りは坂路4F52.4秒と全体時計は決して速くありませんが、2F24.0秒、1F11.6秒。ここでもラストの伸びは素晴らしく、調教の質としては文句ありません。

カレンモエ

質の高い調教をこなしたカレンモエ(3月3日撮影)

【オーシャンS/アウィルアウェイ】

 昨年のシルクロードSを勝った時に坂路で4F目最速ラップを踏めなかったことで、無印評価としてしまいましたが、結果はご存じの通り。・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

関連情報

新着コラム

コラムを探す