【弥生賞予想】スピード能力を確かめていざ本番へ

2021年03月06日(土) 18:00

近年は春のトライアルに若干物足りなさも

 2019年にサートゥルナーリアが2歳末のホープフルSから直行で皐月賞を制した。現体系になってから歴史的な勝利だった。2020年にはコントレイル=サリオスが、同じように休み明けの3歳初戦で皐月賞ワンツーを達成している。すっかり、有力候補ほど春前半の消耗を避けるスケジュールでクラシックに挑戦する時代になった。

 土曜日の「チューリップ賞」はこれまでと比べ、やや物足りない印象もあったが、牡馬のもっとも重要なトライアルとされる「弥生賞ディープインパクト記念」も、近年の流れをストレートに反映したのか、ちょっと手薄な組み合わせになった。

 ただ1頭の重賞勝ち馬ダノンザキッド(父ジャスタウェイ)は、最優秀2歳牡馬チャンピオン。すでにGIホープフルSと、2歳重賞では重要度が高く今年からGIIに昇格する東スポ杯2歳Sを制している。ここまで3戦3勝。勝ったレースは、昨年の無敗の3冠馬コントレイルとそっくり同じになる。

 さらなる進展を確認しようと、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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