現状打破を狙った作戦 ドルチェリアのレースを最速回顧

2021年03月09日(火) 18:01

「違う競馬をしてみるわ」との宣言通り、ドルチェリアでは後方からの競馬を選択した小牧騎手。早めに上がっていく強気の競馬で勝ちにいきましたが、惜しくも4着に敗れました。今週の『太論』では、このレースを振り返るとともに、今週登録のあるキーフラッシュへの期待に言及。長年のファンとのほっこりエピソードも!(取材・文:不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で実施しました。

帰りの新幹線のなかで「あれ? おかしいな」と…

──由布院特別(3月7日・小倉12R・ダ1700m)のドルチェリアは4着。これまでとは違う競馬で、現状打破を狙いにいきましたが。

小牧 ジックリ乗ったんやけどね。前も速かったし、4コーナーでは勝ちパターンにハマったと思った。でも、最後にやっぱり甘くなって。僕ね、3着やと思って戻ってきたんですわ。厩務員さんも3着のところにいたし、僕自身もかわされた感覚がなくて。てっきり残ったと思ってた。

──そうでしたか。

小牧 うん。新幹線のなかで結果をチェックしたら4着って書いてあるから、「あれ?おかしいな」と思ってね。そこでやっと気が付いたんですわ。馬券を買ってくれていたファンの人をガッカリさせてしまったね。迷惑をかけました。久々に2番人気やったし、最終レースやし、勝ちにきたなと思って馬券を買ってくれた人がたくさんいたと思うねん。新聞の取材にも「ジックリ乗る」って答えて、その通りに乗っていたしね。ホンマに残念やった。

──実際に勝ちにいっての結果ですから。

小牧 まぁそうやけど・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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