2021年03月14日(日) 18:00
ここ5年の勝ち馬で、その後2200m以上で勝った馬はいない。ステルヴィオはマイルCS、ウインブライトは香港Cや中山記念、マウントロブソンは芝1800〜2000mのOP特別に勝った。昨年の勝ち馬ガロアクリークもその後長い距離では苦戦したが、古馬になるとマイラー寄りに完成するようなタイプのほうが勝ちやすいレースといえるだろう。中山内回りだけにロベルトの血が強く、一昨年はエメラルファイト(父クロフネ)にファンタジスト(3代母の父ロベルト)とロベルト持ちワンツーだった。(解説:望田潤)
ヴィクティファルス
母ヴィルジニア(JRA3勝)はATCザメトロポリタン(豪G1・芝2400m)勝ちセヴィルの全妹。母母シルヴァースカヤはロワイヨモン賞(仏G3・芝2400m)勝ち。本馬はシルバーステート、ヘンリーバローズ、シルヴェリオの甥で、シルヴェリオとは父と母母が共通する3/4同血の間柄。ハーツ産駒だが体高が低く俊敏パワーピッチで走った母の面影が強く、先々はロベルト的ステイヤーに完成しそうなイメージもある。中山内回りを捲れるロベルトだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ヴィゴーレ
母ヴァイセフラウはヒットザターゲットの・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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