【スプリングS】ますます難解になった牡馬クラシック路線

2021年03月22日(月) 18:00

今年はチャンスのある馬が何頭も存在する

重賞レース回顧

ヴィクティファルスはゴール前で伸びた勝負強さが光った(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

 予測以上のスローで前後半「62秒6-59秒4」=2分02秒0だった弥生賞ディープインパクト記念に続き、スプリングSは雨の重馬場で1800m「62秒5-49秒5」=1分52秒0。ともに注目の1番人気だった弥生賞のダノンザキッド、スプリングSのボーデンが同じように3着にとどまり、牡馬のクラシック路線はここにきてますます難しくなっている。

 3月20日(土)の若葉S2000mを、楽々と1分59秒5(上がり33秒7)で差し切ったアドマイヤハダル(父ロードカナロア)の評価は一気に高くなるだろう。また、現段階では有力馬のジョッキーが重なるケースもあり、今春の牡馬クラシックは、無敗のまま皐月賞まで突き進んだサートゥルナーリア、コントレイルのいたここ2年とは一転、チャンスのある馬が何頭も存在する形になった。

 大外から差し切ったヴィクティファルス(父ハーツクライ)は、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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