2021年03月28日(日) 18:00
★3行でわかる! 大阪杯 攻略の糸口
1.紛れのあるコースもレース結果は超順当。今年も堅そう。
2.枠番は少しだけ内枠有利で脚質不問。後方からでも届く。
3.5歳以下馬が圧倒的優勢。前走惜敗組や奇数馬番も◎。
データ特注推奨馬
★コントレイル
少頭数での開催が多いのもあり、かなり堅く決まっている大阪杯。これはGIに昇格する前から継続している傾向で、少頭数での開催が多かったのもあるが、ハッキリ荒れたといえるのは9番人気のアルアインが制した2019年くらいのものだ。けっこう波乱傾向が強いコースだけに、そろそろドカン!と一発あるような気がしなくもないが、おそらく今年も大きく荒れる可能性は低いだろう。
枠番は少しだけ内枠有利の傾向だが、1レース単位では気にする必要がないレベル。それよりも、今年は例年と違って「Aコース継続」であるのを気にかけるべきだ。それに、今年は超ロングラン開催となるため、芝コースのつくりそのものが例年とは違う可能性も高い。どのような馬場バイアスなのかを、土曜日のうちにしっかり見極めておきたい。
直線の短い内回りコースだが、イメージ以上に差しや追い込みが届くのがこのコース。実際に大阪杯でも、中団〜後方から1着まで突き抜けたケースが何度もある。今年は前のほうが楽そうな組み合わせになりそうだが、キセキという不確定要素もあるので、なかなかジャッジが難しいところ。なおさら、脚質は不問と考えるべきだろう。
特注にはあえて、再現性が低いアノマリー系データである「出目」を取りあげている。というのも、途中からGIに昇格しているレースなので、ローテ面などのデータをアテにしづらいのである。注目すべきは奇数馬番の強さで、過去10回で9勝をあげるなど、偶数馬番を完全に圧倒。4〜6番人気や7〜9番人気で馬券に絡んだのも、そのほとんどが奇数馬番だった。2〜3着はともかく、1着は今年も「奇数」を重視したい。
あとは、5歳以下馬が圧倒的な強さを見せていることや、芝2400以上からの距離短縮組が高信頼度であること、前走が着差0秒5以内での負けだった惜敗組の勝率が高いことなども、重視すべきポイント。データ特注推奨には、昨年の牡馬三冠馬コントレイルをあげた。グランアレグリアとの二強オッズになりそうだが、データ的に「買い」なのは間違いなくこちら。1着固定で買いたいパターンである。
【コース総論】阪神芝2000m内 Aコース使用
・コースの要所!・・・
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小林誠
競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。
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