2021年03月29日(月) 18:01
▲障害馬術大会の優勝経験者、松本大輝騎手の素顔とは (撮影者は同期の西谷凜騎手)
今年デビューの新人騎手を履歴書風のインタビューでご紹介する「わたしの履歴書」。第5回は、3月13日中京6Rをヴァルキュリアで初勝利を飾った松本大輝騎手。
スタートで出遅れてしまいますが、「大久保龍志厩舎の方と先生から『もし出遅れてしまっても、慌てずに4コーナーまでに追いつけばいいから』と言っていただいていました」と、冷静にレースを運んでの勝利で、「完全に馬の力で勝たせてもらって感謝しかありません」と話します。
父は松本達也元騎手。競馬学校時代には模擬レース8戦の総合ポイントで争う「競馬学校チャンピオンシップ」で総合優勝を果たし、騎乗技術優秀者に贈られる「アイルランド大使特別賞」も受賞しました。身長176cmという背の高さも話題で、長身で知られた武幸四郎元騎手(現調教師)より1cm低いだけというスラリとした体形。どんな人物なのでしょうか。
(取材・構成:大恵陽子)
※このインタビューは電話取材で実施しました
祖父が栗東ホースクラブの場長で、小さい時から馬に乗ることがありました。そこで父に教えてもらったりして、しっかり乗るようになりました。
▲きっかけとなったドリームジャーニーの宝塚記念 (C)netkeiba.com
特技は乗馬ですかね。障害馬術の大会にも出て、何回か優勝させてもらいました。競馬学校の試験での乗馬の項目ではある程度の成績を取ることができたのですが、1歳上の角田(大和)さんが上手くて、毎回試験で負けて悔しいなぁと思っていました。
厩舎スタッフの方々もとても優しくて、自分がやりたいことをやらせてもらっています。デビュー週にいい馬に乗せてもらっていながら結果が出せなかったのですが、「仕方がないから」と言ってくださって、早いうちに恩返しをしたいと思っています。自厩舎は今年、調子がいいので、その波を崩さずに勝っていきたいです。
▲森厩舎ならでは! 厩舎実習中から海外遠征を多数経験 (撮影:山中博喜)
▲「早いうちに厩舎に恩返しをしたい」と松本騎手 (撮影:山中博喜)
▲スラっと伸びた手足が印象的 (撮影:山中博喜)
森厩舎出身の新谷功一厩舎でもチャンスのある馬に乗せていただいたんですけど、全然上手く乗れず申し訳ない競馬をしてしまったので、早いうちに上手くなって、ミスをした分をどこかで取り返したいなと思っています。
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