【桜花賞】今週は久々晴れて良馬場、穴は季節と脚質に注目/三宅誠

2021年04月09日(金) 18:00

アールドヴィーヴルの差し切りに期待!!(c)netkeiba.com

 昨年は寒さと雨のレースになりましたが、週末は久々に晴れて暖かくなる見込み、良馬場で時計も速くなりそうです。ここでは気候成績や脚質分析を中心に、激走注目馬を抽出していきます。

・過去10年の人気別成績
・1番人気馬【1・3・1・5】
・2番人気馬【5・3・0・2】
・3番人気馬【1・1・3・5】
・4番人気馬【0・1・1・8】
・5番人気馬【1・0・1・8】
・6番人気馬【0・0・1・9】
・7番人気〜【2・2・3・111】

 1番人気は14年を最後に勝ち星から遠ざかっている。連対率40%、複勝率50%と信頼度は高くない。一方、2番人気は5勝を含む複勝率80%、現在3連勝中と優秀。

 激走馬は過去10年で8頭。直近5年の馬券圏内では「1〜3番人気2頭」+「激走馬1頭」のパターンが4度あり。

〇激走注目ポイント
1.直近5年間の激走馬4頭中3頭が、涼-暖で2勝または複勝率100%。
16年 6人気3着 アットザシーサイド [2・1・0・1] 
17年 8人気1着 レーヌミノル    [0・2・0・0] 
19年 7人気2着 シゲルピンクダイヤ [1・1・1・0] 

2.良馬場のレースとなった8年間(11-16.18.19年)での激走馬6頭中6頭が、4コーナーを10番手以降から馬券内に入っている。
                   通過順
13年 7人気1着 アユサン      9,10
   14人気3着 プリンセスジャック 13,14
15年 7人気2着 クルミナル     12,13
   8人気3着 コンテッサトゥーレ 5,11
16年 6人気3着 アットザシーサイド 10,11
19年 7人気2着 シゲルピンクダイヤ 15,12

3.激走馬8頭中4頭が重賞芝1600mで馬券圏内の実績あり。
13年 7人気1着 アユサン(13年 チューリップ賞 3着)
17年 8人気1着 レーヌミノル(17年 阪神JF 3着)
19年 7人気2着 シゲルピンクダイヤ(19年 チューリップ賞 2着)
20年 9人気3着 スマイルカナ(20年 フェアリーステークス 1着)

〇激走注目馬
・アールドヴィーヴル
クイーンCは4コーナー10番手から勝ち馬とクビ差の2着。
新馬戦も差し切っての勝利。

・シゲルピンクルビー
涼-暖[2・0・0・0]と優秀。
フィリーズレビューは好位から差して8番人気1着。

・ホウオウイクセル
涼[2・0・1・0]と優秀。
フェアリーSは8番人気2着、フラワーカップは快勝し重賞を連続好走。

・ストゥーティ
前走チューリップ賞は勝ち馬と0.1秒差の3着。
涼-暖[1・0・2・1]掲示板外なし。

■プロフィール
三宅誠(みやけまこと)
季節馬の激走を体系だって明らかにした気象予報士。レース気温のデータベースを構築、データ分析によって穴馬を導き出すまったく新しい競馬理論。独自のデータを持つ強みを生かして、『競馬王』「激走判定リスト」で推奨馬の年間回収率100%超(14年度)を達成した。『競馬王』で連載中、公式ホームページは「競馬天気」。

独自データベースは馬場レベルを7分類、気候レベルを5分類。馬場:良(水少/水多)、稍重(水少/水多)、重(水少/水多)、不良。気候:寒、涼、暖、暑、酷暑。

「スポーツ気象」の分野でパイオニア的な存在、スポーツ中継で新しいコンテンツを生み出し、テレビ素材として幅広く浸透している。

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ウマい予想家

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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