2021年04月11日(日) 18:00
グレイトパール、ロンドンタウン、ミツバ、アスカノロマン、クインズサターンと、デピュティミニスターの血を引く馬がよく馬券に絡むレース。昨年の勝ち馬ウェスタールンドもデピュティミニスターの父ヴァイスリージェントの血は引いていた。
最近はアナザートゥルース、ロンドンタウン、ミツバとフジキセキの血を引く馬もよく好走する。取り上げた4頭では、テーオーケインズがデピュティミニスターを、アナザートゥルースとロードブレスがフジキセキの血を引く。(解説:望田潤)
アナザートゥルース
サウンドトゥルーやルールソヴァールの半弟で、ホウオウトゥルースの全兄。母母キョウエイヨシノはJRA4勝。父アイルハヴアナザーは北米二冠馬でマイネルサーパスやメイショウワザシなどの父。アイルハヴアナザー×フジキセキはマイネルユキツバキと同じ。アイルハヴアナザー産駒らしいダートの中距離馬でスンナリ先行ならしぶとく、外目で揉まれなければ20年アンタレスS(2着)や19年アンタレスS(1着)のように好位差しもできる。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
グリム
ヴァイサーリッターの3/4弟。母ブランシュネージュはサクラバクシンオー産駒らしく全4勝を芝1200であげた。そこにゼンノロブロイが配されて、「父中距離×母短距離」だからフワッと先行する脚質に出たのは順当。ブラックタイド×サクラバクシンオーのキタサンブラックや・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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