【桜花賞回顧】1、2番人気のワンツー決着でも高回収できたパドック眼

2021年04月13日(火) 18:00

予想の頭脳

デビューから無敗でクラシック1冠目を手にした白毛の女王ソダシ(c)netkeiba.com

『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、“レース直前の気配で勝負する男”太田将紀氏を取りあげます。人気決着となった桜花賞と阪神牝馬Sで、どんなアプローチによって大幅プラスを計上できたのか。その“頭脳”に迫ります!

ソダシを1着固定にできたのはパドックの気配

 太田将紀氏はパドック派である。もちろん、過去のレースや調教を参考にしてある程度の予想はしているが、最終的にはレース直前の気配が最重要と考え、パドックを見てから予想を提供してくれている。予想のアップはレース15分前。そのため、簡易な見解しか書く時間がないことから、当コラムでは取りあげにくかった。けれど今週は、桜花賞と阪神牝馬Sのふたつの牝馬重賞をふくめ、土日の特別戦6レースで勝利を収める大活躍だったため、あえて紹介させていただきたい。

 まずは大注目の春のクラシック第一弾である桜花賞では、2番人気ソダシが本命で、対抗に1番人気のサトノレイナスという予想。馬連ならば6.7倍どまりの組み合わせだった。けれど、パドックの雰囲気から「他馬とは完成度が違う」と確信したソダシからの馬単に決め打つことで、12.8倍を7,000円的中させ、8万9,600円にまで資金を大きく増やすことに成功したのである。予想結果はこちら
予想の頭脳

馬単たった2点の小点数でズバリ

 また、前日の阪神牝馬Sでも、初距離ながら1番人気に推されていたデゼルを、「ここに来て馬体がしっかりしてきた印象」と信頼して本命に。そして対抗の2番人気マジックキャッスルとの人気決着になるも、こちらも馬単12.4倍を8,000円と厚く的中させ、9万9,200円の払戻金を獲得したのだった。予想結果はこちら
予想の頭脳

 つまり、鋭いパドック眼できっちり序列を読み抜き、点数を絞り込んでの的中が太田氏の真骨頂。ただし、土曜の千里山特別では7番人気馬を相手に選び馬単44.7倍を3,000円的中したり、日曜の新潟最終では6番人気馬を本命にして馬連34.5倍を3,000円的中させるなど、伏兵馬もしっかりと抜擢している点も強調しておきたい。

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ウマい予想家

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券

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