2021年04月18日(日) 18:00
18年はサトノワルキューレが豪快に差し切ったが、ディープ産駒は22頭が出走し[2-1-2-17]単回値29だからパッとしない。いっぽうでホウオウピースフル、パイオニアバイオ、モズカッチャン、チェッキーノと、キングカメハメハの血を引く馬は毎年のように連対。17年はモズカッチャンとヤマカツグレース、ハービンジャー産駒のワンツーで大波乱だったが、18年もハービンジャー産駒のノームコアが3着。そして19年はハービンジャーの父ダンジリを母父に持つシャドウディーヴァが2着。ダンジリはデインヒル系でもナスペリオン的な斬れがあるので東京中距離は合うのだろう。(解説:望田潤)
ウインアグライア
母母ウォーカーズギャルはヘクタープロテクターやボスラシャムの全妹にあたり、その母コルヴェヤからはシャンハイ、シーロ、トレイルブレイザーなど活躍馬が多数出る。母父アーチはロベルト系の良血種牡馬でアイルハヴアナザーやロードアクシスの母父。マツリダゴッホ産駒で母父ロベルト系、しかもネヴァーベンド5×5の影響を感じる立ち肩だから、東京より中山で機動力とパワーを活かしたいタイプだろう。ここは若駒Sのように馬場が渋ってほしい。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
オヌール
デゼルの全妹で、母アヴニールセルタンは仏オークスと仏1000ギニー勝ち。母父ルアーヴルは仏ダービー馬。母母父マークオブエスティームはダルシャーン産駒の英2000ギニー馬。母系にダルシャーンが入る牝馬は・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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