【フローラS回顧】14番人気スライリーの激走を見抜いたポイントは「腰回り」と「10着負けの前走」

2021年04月27日(火) 18:00

予想の頭脳

「メンバーの中でも地味に上位の実力の持ち主」だったことを証明したスライリー(撮影:下野雄規)

『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、オークスへの出走権を賭けたフローラSを取りあげます。馬連が4万馬券となった波乱の牝馬限定戦を、どんなアプローチで攻略できたのか。その“頭脳”に迫ります!

時計がでていなくても勝負仕上げを見抜いた方法

 最初に紹介するのは、東京中日スポーツ記者の若原隆宏氏です。今回、獣医師免許も持つ馬体派のお眼鏡にかなう調教だったのが、なんと単勝88.3倍の14番人気スライリーでした。21日の美浦Wでの追い切りは馬なりの単走ということもあり、時計的な部分ではほとんど注目を集めていませんでしたが、若原氏は、「この1戦への勝負駆けの姿勢をうかがわせる」と本命に大抜擢するのです。

 根拠は「動いている最中でもトモの側面に、筋肉の分かれ目である縦線がはっきり見える」ことでした。つまり、腰回りは皮下脂肪が最後まで残る位置で、ここを絞っているのは「メイチを狙った調整過程」と看破したのです。

 結果は惜しくも2着でしたが、馬連415.0倍や3連複409.4倍を300円購入するなど、4種類の券種での的中を決めて、32万円超の大きな払戻金を手中に収めたのでした。予想結果はこちら
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4馬券種で的中を実現

前走の10着敗戦が好評価?

 つづいては、プロファイリングポイントを駆使した総合予想のキムラヨウヘイ氏です。こちらは、スライリーの前走10着を評価しての本命でした。前走のクイーンCが、上位3頭が桜花賞で4〜6着と好走したのみならず、4、6着馬が忘れな草賞でワンツーするなど、けっこうなハイレベル戦だったことを指摘。

 そこで「当日の馬場で伸びない最内を狙ってまともに不利を食らっての敗戦」ならば、たとえ9着から少々離された10着であっても、相対的な比較から十分に水準級の走りだったと見事なジャッジを下したのです。結果は、複勝とワイドで取りこぼしを防ぎつつ、馬連4万馬券もしっかりと的中させています。予想結果はこちら
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ウマい予想家

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券

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