2021年05月16日(日) 18:00
京都ダ1900で行われる唯一の重賞だが、今年は中京ダ1900で代替開催される。最近中京ダ1900で行われたオープン競走は2月のアルデバランSと10月のシリウスSで、アルデバランSに勝ったロードレガリスがもつトニービンとサドラーズウェルズは3勝クラスの好走馬もよくもっているので、1800よりもスタミナ重視という頭でいいか。また1月の瀬戸S(3勝C)はウェルカムゴールド(4人気1着)とスマートフルーレ(7人気3着)、ゴールドアリュール産駒が1着3着だったが、シリウスSでもゴルア産駒サクラアリュール(7人気2着)が穴をあけている。(解説:望田潤)
アメリカンシード
競馬名誉の殿堂博物館S(米G2・芝8.5F)2着ペルゴーの半弟で、エルカミノレアルダービー(米G3・AW9F)勝ちシルヴァーメダリオンの甥で、母スウィートトーカーはクイーンエリザベス二世チャレンジC(米G1・芝9F)勝ち。北米G1を2勝したインクルードミーアウトなども近親だ。ラニと同じタピット産駒だが母は芝馬だし身のこなしもボルキロ柔いので、ダートなら大箱向き高速馬場向きのタイプだろう。マーチSは砂をかぶって戦意喪失。揉まれず先行できれば。
距離○ スピード◎ 底力○ コース◎
オーヴェルニュ
ヴォージュの下で、母ギュイエンヌはJRA3勝。父スマートファルコンはゴールドアリュールの代表産駒で帝王賞などダートの大レースを勝ちまくった。産駒もティーズダンクやリワードアンヴァルなどダート巧者が多い。母系に・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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