2021年05月23日(日) 12:00
▲ユーバーレーベンと挑むオークスの展望をお届けします (C)netkeiba.com
今週末のメインレースはオークス。白毛初のGI馬ソダシが牝馬二冠に挑みますが、ユーバーレーベンで挑むミルコ騎手も虎視眈々とチャンスをうかがっています。全馬にとって未知の2400m戦。そのあたりで、逆転の可能性を感じているのでしょうか? 前走のフローラS(3着)の回顧とともに、展望をお届けします。
(取材・構成=森カオル)
※このインタビューは電話取材で行いました
──フローラSは3着でしたが、最後は最速の上がり(33秒2)をマークするなど、この馬らしい伸びでした。
ミルコ ちょっと残念だったけど、スタートはよかったし、いい位置にも付けられて、スムーズな競走ができましたね。直線に向いてからも、初めての2000mを意識して、タイミングを考えながら追い出しました。
僕は外を回る感じになったけど、クリストフ(1着クールキャット)と2着の馬(スライリー・石川裕紀人騎手)は内目を回ったから、そのぶんかな。直線では一生懸命に伸びてくれましたけど、内の馬もバテなかったね。
──後方から掲示板に載ったのはユーバーレーベンだけ。前に有利な流れでもありました。
ミルコ そうですね。ペースはだいだい1分だったけど(前半1000m通過60秒2)、あの馬場だったらそんなに速くない感じだった。初めての2000mだったし、展開も向かなかったことを考えたら、頑張ってくれたと思います。
でも、2着に届かなかったのはホントに残念。優先出走権は2着までだったから、オークスに出られるかどうか心配で、レースのあとは自分に腹が立っていたけど、すぐに先生が僕のところにきて「大丈夫、大丈夫。オークスは入るから」って。先生も距離は持つと思ってるみたいですね。
──手塚先生、「あきらめていません」と自信をのぞかせていましたね。
ミルコ 僕も自信あるよ! ただ、ものすごく難しい馬だなと思います。この前も体が減っていたように(マイナス10キロ)、全然太らない。まぁレースに影響はなかったけどね。・・・
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ミルコ・デムーロ
1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。
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