【日本ダービー予想】エフフォーリアはほぼ2冠当確模様で相手にグラティアスを絡めて美味しい馬券をゲットする/倉本匠馬

2021年05月28日(金) 18:00

先行馬グラティアスは必ずチェックしたい(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

■日本ダービー(GI・東京芝2400m)

展開予想
平均ペース

《一言コメント》
 典型的な逃げ馬不在のメンバー構成も、このメンツならば距離延長で前に行けるバスラットレオンが主張しそう。それにタイトルホルダーやバジオウなどが続く形で、かなり縦長気味の中でのレースになるはず。基本的には2番手以降はスローなので先行馬有利の展開で、外差しの馬が上位に食い込むためにはかなりの力が必要と言えるだろう。


各馬の並び
逃げ
バスラットレオン
タイトルホルダー

先行
エフフォーリア
タイムトゥヘヴン
グラティアス
ラーゴム

差し
バジオウ
ヴィクティファルス
ヨーホーレイク
シャフリヤール
アドマイヤハダル
ワンダフルタウン
グレートマジシャン
レッドジェネシス

追い込み
ディープモンスター
サトノレイナス
ステラヴェローチェ


Vポジション候補
 今週からコース替わりかつ縦長スローの展開となるので、【先行馬と好位勢、ロスなく運ぶ差し馬】としておきたい。

主に有力馬で該当するのは、
1.エフフォーリア
2.ヴィクティファルス
3.グラティアス
となりそうだ。


有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.エフフォーリア
展開◎ 馬場◯ コース◯

 前走の皐月賞はこの馬の弱点を最大限に抑える競馬の中での勝利で、それでもこの着差をつけたことは素直に評価できる走りであった。また、1枠1番を引いたことはかなりのプラス要素で、スタート決めて前々で運べればかなりのチャンスでしょう。馬場も展開もかなり味方しそうなここは2冠に向けてかなりの視界良好で、乗り方さえ失敗しなければ圧勝もありそうだ。

総合評価
B

2.サトノレイナス
展開◎ 馬場◯ コース◯

 前走は相当速い流れの競馬にやや恵まれたものの、スピードと持久力どちらも兼ね備えていることを考えれば東京2400mはベストの舞台と言える。ただ、この枠と今の馬場はマイナスで、縦長の苦しい展開の中でどこまで差してこられるかだろう。もちろん、相手上位に入れたい1頭で、力だけならば通用するだけにルメール騎手の騎乗ぶりにも注目したいところだ。

総合評価
C

3.シャフリヤール
展開◯ 馬場◯ コース◯

 前走は超高速決着を制するレースで、共同通信杯でもそこそこ走れていることを考えれば十分に通用可能である。ただ、勝つまでのパンチ力は微妙で、福永騎手に戻ることも決してプラスとは言えないだろう。ここは相手の押さえまでが妥当の馬で、よほど恵まれない限り上位進出は苦しいと見ている。

総合評価
D

4.ワンダフルタウン
展開◯ 馬場◯ コース◯

 前走の青葉賞はかなりメンバーに恵まれる勝利で、内容自体もそこまで価値のあるレースではなかった。また、今回は相手が急激に強くなる上に枠も何とも言えないところに入ったので相当厳しい戦いが強いられそうである。ここは無印評価でも問題なさそうで、基本的には買いたくない1頭と言えそうだ。

総合評価
D

オススメの穴馬
1.グラティアス
展開◯ 馬場◯ コース◯

 前走は4コーナーで他馬と接触する不利があり、外を回る競馬もかなり影響する敗戦であった。その点、松山騎手への乗り替わりと2400mへの距離延長はプラスに働きそうで、スンナリと先行できれば巻き返しの可能性は非常に高い。ここは必ず穴馬として馬券に組み込みたいところで、2着までの可能性ならば十分にありそうだ。

総合評価
C

 以上のようにそれぞれ5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。枠でかなり明暗が分かれた印象で、上位人気馬の中でも恵まれた馬とそうでない馬がハッキリしたので上手く取捨選択したいところ。また、グラティアスなど先行馬に穴馬が揃っているので、その辺りを混ぜながら高配当を狙いたい。

 2021年度のGIの回収率は120%とそこそこ良い数字を出せているので、今週のダービーに関してもキッチリ仕留めて率にこだわりたい。ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、高配当をゲットして良い流れを掴んで欲しい。

■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、GIレースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

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ウマい予想家

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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