2021年05月30日(日) 18:00
宝塚記念のステップという位置付けで、毎年阪神芝内2000で行われる別定GIII戦だが、今年は中京芝2000での施行。
最近の中京芝2000の重賞の結果をみると、金鯱賞1着ギベオン(母母父アーチ)、金鯱賞2着デアリングタクト(父エピファネイア)、愛知杯1着マジックキャッスル(母父シンボリクリスエス)、愛知杯2着ランブリングアレー(母父シンボリクリスエス)、中日新聞杯1着ボッケリーニ(母母母父リアルシャダイ)と、ロベルトの血を引く馬の活躍が目立つ。取り上げた4頭でロベルトの血を引くのは父ハービンジャーのブラストワンピース。(解説:望田潤)
サンレイポケット
ワンダフルラッシュの半弟で、アドマイヤデウスやアドマイヤドバイの甥で、牝祖ロイヤルカードからはアドマイヤフジやアドマイヤコスモスなども出る。トニービン系×ワイルドアゲイン系だからジャスタウェイを更に重厚にしたような、ハイペリオン的な持続力と成長力に富む配合。ここにきて晩成血統が完全に本格化し、新潟大賞典はHペースを馬場の悪いインを突いて差し切り。全てが好転しての重賞初Vだった。ここの末脚の持続力勝負なら。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ブラヴァス
グロリアスソングにさかのぼる名牝系で、シュヴァルグランやヴィブロスの甥で、母ヴィルシーナはヴィクトリアマイルを連覇。キングカメハメハ×ディープインパクトはアールドヴィーヴル、ランフォザローゼス、ククナなどと同じ。本馬は母がヘイロー3×4なので機動力兼備で、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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