2021年06月08日(火) 18:00
先週の安田記念は外枠から外に進路を取ったダノンキングリーが栄冠を手にした(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
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先週の中京芝は内有利を予想。鳴尾記念でも内枠のブラストワンピース、ユニコーンライオンを◎○に指名。ウマい馬券で公開している予想も的中した。
一方、東京芝は外有利。先週の当コラムで推奨したダノンキングリーが優勝。内枠と道中で内を追走した馬がパフォーマンスを落とした。
断然人気で敗れたグランアレグリアに関しても、内めの枠だったことで馬群のなかで走る時間が長かったのが響いた。ロスは1馬身差程度。それを考慮すれば、圧勝だった前走のヴィクトリアマイルや昨年のマイルチャンピオンシップと同程度のパフォーマンスではあった。
馬自身は普段通りの走りをできており、凡走したわけではないのだが、トラックバイアスによってダノンキングリーが力を発揮したことで2着に敗れた。
Cコースに替わった先々週以降、東京芝1600〜1800mが12頭立て以上で行われたケースは6レース。
3着内に好走した18頭のうち最初のコーナーを3番手以内で通過していたのは1頭のみ。それに対して、二桁位置取り通過した馬が5連対。
また、3着内に好走した18頭のうち13頭が5枠より外。
末脚の要求度が高い状況。内を通るアドバンテージがなく、内枠や道中内で窮屈になりながらのレース運びになった馬が本来のパフォーマンスを発揮できないケースも多々みられた。外めをスムーズに運んで直線でも脚を伸ばす馬が最も力を発揮できる。
今週も週中、週末含め不安定な天候。時期的にも天候を予測することは難しいのだが、現時点では先週同様の馬場コンディションだと想定してコラムを進めたい。・・・
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馬場虎太郎
トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価
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