2021年06月11日(金) 12:00
6週連続GIが終わりましたが、安田記念においてはビックリの結果でした…。
その一方で、勝利したダノンキングリーにおいては悲願のGI制覇と共に、オーナーにとってはダノンザキッドのダービー回避もあっただけに、その喜びはひとしおだったようにも思えます。
少し安田記念の当日の馬たちの話を。
まずは本命にあげたケイデンスコールは、レース後の岩田騎手の話によると当日はまったくハキがなかったようで、後日、熱中症っぽかったとのこと。
パパのロードカナロアもそうでしたが、子供たちも暑さに弱い仔が多く、私も当日の天気を心配していましたが、さほど暑くはなかったので大丈夫かな…と。
しかしながら振り返るとパパも安田記念を勝った時、暑さがギリギリだったと以前に安田助手も話しており、当日だけの暑さではなく、ここ数日の急激な変化も影響したように思えました。
またグランアレグリアに関しては、ツメの問題があり1日休ませたことで体にユルサを感じましたが、担当の渡部助手が気持ちだけは途切れさせないように努めていたこともあり、これならば大丈夫かなと思っていたのですが…。しかしながら、最後は32秒台の脚を使って2着にきたのは底力あってのもの。
並大抵の馬でないことを改めて感じると共に、それでも体と心が整わないと厳しいものだと再認識させられるものでした。
そして全体的な話としては、今後益々、近郊牧場仕上げとなる休み明け馬の好走が本格化してくる時代になっていることも感じる1戦に。トレセンで過ごした時代もあった私としては数年前から懸念してはいましたが、それを決定づける安田記念にも思えました。
さぁ今週から北海道が開幕。
今年は異例となる札幌からのスタート。
その最初の重賞となる函館SSですが、洋芝&1200m戦のここに照準をあわせてきたと感じる2頭に注目しています。
カレンモエとケープコッド。
カレンモエにおいてはロードカナロア産駒ですので涼しい北海道の地とフレッシュさある状態、そして先行力を武器に上手な立ち回りが魅力。一方のケープコッドも洋芝実績がありますし、前走においては初めての左周りに少し戸惑っていたようにも…。
デビュー地の北海道に加え、デビュー戦時の吉田隼人騎手とのコンビ復活にも魅了されます。
それでは皆さん、週末はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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