一緒に馬券を買って“ワイワイやっている感”がいい

2021年07月03日(土) 12:00

夏の福島競馬は去年に続き“地方出張”はお預け

 今年も半年が過ぎちゃいました。とはいえ、コロナ禍の中ですから、ここまで無事に過ごせたことを感謝しなきゃいけないのかもしれませんね。

 今週から夏の福島競馬が始まりますが、『ウイニング競馬』は引き続きテレビ東京本社スタジオで制作。去年に続いて、“地方出張”はお預けになってしまいました。

 そんな中、私は3日の『ウイニング競馬』終了後、『オッズパークLIVE・ばんえい&高知競馬編』に、4日は『グリーンチャンネル地方競馬中継・盛岡&佐賀競馬編』に出演します。

 グリーンチャンネルの番組はコロナ禍の前から放送されているもの。視聴契約をされている方しか見られません。

 一方、『オッズパークLIVE』は、コロナで競馬場でのイベントができなくなった代わりに始められたインターネットの配信サービス。パソコンやスマホなどがあれば、どなたでも見られます。

 もうみなさんもご存知とは思いますが、コロナ禍が始まって以来、これらの配信が増えました。

 ほぼ定期的に配信されているのが『楽天競馬LIVE・ゆるゆるばんば』(私もときどき出演しています)や『ヨルノヲケイバ・高知競馬LIVE』。また、オッズパークも楽天競馬も、園田競馬の「金曜ナイター」を毎週生配信しています。

 そのほか、2月の「佐賀記念」や5月の「かしわ記念」の時などにも“スペシャル版”が制作されました。それらはすでに、地方競馬には欠かせない存在になっているようです。

 先日発行された『日本の競馬総合ハンドブック2021』の巻頭特集「新型コロナウイルスと競馬」の中にも、「在宅投票のニューノーマル」と題して、新たに始まったネット配信について書かれていました。

 そこでは「ネット上のチャット機能を利用して、リアルタイムで視聴者(ファン)とのやりとりが可能」という配信のメリットが強調されています。

 出演しているほうも、そうやってファンの方々と繋がれることが楽しいんですよね。考えてみれば、私も含めて出演者はみんな競馬ファン。一緒に馬券を買って“ワイワイやっている感”に浸れるのがいいわけです。

 ちなみに私が通常の『オッズパークLIVE』や『楽天競馬ゆるゆるばんば』に出演するときには、パソコンとiPadとiPhoneを駆使しています。配信元へ自分の映像を送り、他の出演者の映像を見て、レースのデータなどを確認するのはパソコンで、配信そのものを見てチャット欄を覗くのはiPadで、そして馬券を買うのはiPhoneで、という使い分けです(これって、ベストな方法なんですかね?)。

 放送にしてもネット配信にしても、最大の問題は自分の予想が当たるかどうか。今までの実績を振り返るとまぁまぁ当たっていると思うんですけど、さてこの土日は?

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矢野吉彦

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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