2021年07月15日(木) 19:00
こんにちは、むねひろよしたかです。
国内最大のセリ=セレクトセールが、12・13日に行われました。初日の1歳馬では、この歳がラストクロップとなるディープインパクト産駒が3頭取引されましたが、母ゴーマギーゴーが3億円(長谷川祐司氏)・母スイープトウショウが2億円(池田豊治氏)・母ワッツダチャンセズが1億2000万円(廣崎利洋HD(株))と、当たり前と言うべきか3頭全てが1億円超えとなりました。ただ、もっと高騰するのでは……というのが、私の事前の予測ではありました。
2日目の当歳馬で最高価格となったのは、何とキズナ産駒!! 種牡馬の引退を先日発表したハーツクライ産駒かロードカナロア産駒となると推測していただけに、これには驚かされました!母セルキスが4億1000万円(小笹芳央氏)で落札されました。これは歴代の当セールで見ても、史上6位に該当する高額となりました。ただ、この世代がラストクロップとなるハーツクライ産駒も流石の価格に。母ラヴズオンリーミーが2億8000万円(三木正浩氏)・母シーズアタイガーが2億円(金子真人ホールディングス(株))・母ラブリーベルナデットが2億円(藤田晋氏)と全て2億円を超えました!
初日の総売上額は116億3800万円で、2019年の107億3200万円のレコードを更新。2日目の109億2300万円も、同じく2019年の97億8400万円のレコードを更新しました。
2日間の総額では、2019年の205億1600万円を更新する225億6100万円。この数字だけでも大盛況だったということが十分窺えます。いやはや、本当に凄いセリだ……というひと言に尽きますね。
サイバーエージェントの藤田晋氏が、2日間で何と18頭も落札。総額は23億6700万円にも上りました。これは上記の2日間の総額との比較からも分かるように、セールの総売上の10%強にも当たる金額です!次位の(株)ダノックスが8頭で12億6000万円だったので、その比較からも凄みが分かります。文字通りの爆買い!! 購入馬の活躍だけでなく、「麻雀」と「競馬」の架け橋になるのかどうかという今後にも注目したいところです。
◆函館記念
ターゲット馬→カフェファラオ
(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
同馬の参戦が今年の断然の目玉となります。地方のダート(ジャパンダートダービー・かしわ記念)で好結果が出ないことから帝王賞をパスし、芝を試される運びとなりました。『シャープターンと小回りコースへの適性も見てみたい』と調教師は述べています。芝は今回初めてとなりますが、・・・
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棟広良隆
日本屈指の理論派で、高配当馬券に注目する“競馬穴リスト”。馬場レベルを基本とする『激走レンジ<range>』を駆使するのは既に有名だが、『馬券の買い方』についてもこれまで世になかったメカニズムを発表し、第一人者となる。グリーンチャンネル『KEIBAコンシェルジュ』でも活躍中。主な著書に『同じ予想でプラスになる人、ならない人』など。 公式ホームページ名は『ムネヒロネット』。
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