2021年08月13日(金) 12:00
シンプルに考えることが大事と思う時と、ひねった見方をした方が良い時と、競馬ってわかれませんか?
先週日曜日の重賞で言えば、シンプルにいくべきだったなぁと。
新潟のメイン・レパードSを制したメイショウムラクモは、テンのスピードがありすぎる馬。新潟コースはドンピシャだと思っていながらも、初の左まわりに懸念を…。
しかしながら問題なしでしたし、ベテラン柴田善臣騎手が巧くなだめての手綱捌きで道中誘導。終わってみれば圧巻の強さでした。
一方、函館のエルムSを制したのは松田大作騎手のスワーヴアラミス。
かなりズブイ馬で追わせる馬。
その点を松田騎手がこれまで促して、促しての競馬で勝利を手にしてきており、そのコンビ力と斤量的な面でも魅了されましたが、今回は枠が内目で初ブリンカー。その点がどうでるのか?疑問に。
しかしこちらも終わってみれば、ブリンカーの効果もあったのか?これまでよりも反応の良い形での勝利。お見事でした。
また松田騎手は6年振りの重賞勝利。
その間、さまざまなことがあっただけに、本当に良かったなぁ〜と嬉しい気持ちにもなりました。騎手は結果を残し、お手馬の確保ができた時点で、芯の部分で心が安定するもの。今後のさらなる勝利に期待です。
さて今週は関屋記念・小倉記念が行われます。
共に天気が心配ですし、九州においてはかなりの雨量が続いている様子。
馬場も含め、かなり左右されそうな気がしますし、九州・中国地方にお住まいの皆さま、お気をつけください。さて今回、そんな天候の状況に加えて頭数が少ないという点からイッパツ狙ってみたくなるのがヒュミドール。
この馬、2000mの芝条件において、まだ底を見せていない感じですし、距離が長いと、せっかく好スタートを切れても、その後の折り合い面を考慮し、ポジションがさがってしまいがちに…。
もちろん、小回りコースや輸送競馬がプラス材料とは思えませんが、少頭数という点に加え、前走の競馬から斤量が軽くなる点など魅力も。初コンビとなる幸騎手との返し馬でのコンタクトを見て最終判断をしたいと思いますが、下が渋れば折り合い面も軽減されると思えますし中距離ですのでチャンスありと見ます。
それでは皆さん、週末はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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