【新潟2歳S予想】夏開催もあと2週! 出走を予定している若駒の追い切りを徹底解説!!

2021年08月25日(水) 18:00

新潟芝1600mの調教適性は馬場状態が重要

 夏開催もいよいよあと2週。そんな風に思うようになったのも、ダービー馬シャフリヤールをはじめ、春のGIを賑わせた馬たちが続々と帰厩しているから。そこに条件クラスを勝ち上がって、秋こそGIへ。という馬たちもいて、いよいよ2021年のJRA競馬も勝負どころに差しかかってきたという感じです。

 今週はキーンランドCと新潟2歳S。キーンランドCは人気しそうなメイケイエールが直接、札幌競馬場へ入厩しているので、どんな調整をしているのか、主観では把握できません。きっと現地で折り合いのついた走りを見せているんだろうなあとは思いますが、最終追い切りのVTRから感じる部分で評価するしかないですね。

【朱鷺S/ダディーズビビッド】

 個人的には橘Sで◎を打って、前走無印。それゆえに、この馬の取捨選択についてはうまく判断できていると思っていますが、要は引っ張る、我慢させるようなところなく、気分よく走らせて、押し切ることができる展開なら、好走する。そんなタイプだと思っています。

 最終追い切りはCWで単走でしたが、やっぱりスピードがあるなあという印象。時計は6F81.6〜5F66.6〜4F52.5〜3F38.9〜1F12.3秒ですから、ゴールへ向かって加速するラップを踏めている点は好調を示していると思います。古馬との初対戦になりますが、とにかく自分のリズム。新潟芝1400mでこの馬のスピードならすんなりの競馬ができるとは思います。

調教Gメン研究所

CWで最終追い切りを行ったダディーズビビッド(8月25日撮影)

【小倉日経OP/ミスニューヨーク】

 前走は落ち着いた頭数ということもあり、比較的前に位置しての競馬。これを伸びあぐねたと判断するか、重賞で健闘したと判断するか難しいところですが、・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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