【新潟記念予想】最近はキングカメハメハの血が強し 高速決着でディープ台頭、トップハンデは苦戦

2021年08月29日(日) 18:00

ブラヴァス(父キングカメハメハ)、ユーキャンスマイル(父キングカメハメハ)、ジナンボー(母父キングカメハメハ)、ブラストワンピース(母父キングカメハメハ)と、近3年はキングカメハメハの血をもつ馬の活躍が目立つ。いっぽうで高速決着になるとディープインパクト産駒が台頭する傾向があり、勝ち時計1.57.5の19年はジナンボーが2着でカデナが3着、同じく勝ち時計1.57.5の16年はアデイインザライフが1着でアルバートドックが2着。トップハンデは過去5年で[0-1-0-6]と芳しくない。(解説:望田潤)

ギベオン

サトノフウジンの全兄で、母コンテスティッドはテストS(米G1・ダ7F)やエイコーンS(米G1・ダ8F)に勝った。近親に北米短距離G1を2勝したポメロイがいる。母父ゴーストザッパーは北米年度代表馬でワイルドフラッパーの父でレヴァンテライオンの母父。母方がゴリゴリの北米血統でリローンチの血も入るので、ディープ産駒だがタメて差すよりもワンペースで流れ込むようなレースが合う。ハナには拘らないが、新潟外回りでも前々で立ち回りたい。

距離◎ スピード○ 底力○ コース○

ザダル

母母マジックブロードはセリマS(米G3・ダ9F)勝ち馬で、ピムリコスペシャルH(米G1・ダ9.5F)勝ちインクルードの全姉にあたり、ターントゥタレント≒トゥーボールドの3/4同血クロス3×4を持つ。そこにレモンドロップキッド、トーセンラーと配されて、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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