【ローズS予想】人気薄は条件戦組を積極的に

2021年09月17日(金) 18:00

2勝クラス組は負けた馬でも巻き返し可能

 ローズSはオークス上位馬が強いレースだが、今年出走するのが上位といっても4、5着馬、さらに当時の人気が10番人気と7番人気というのは微妙なところだ。それでも明らかに強そうな上がり馬がいるわけではない以上、重視せざるをえないところでもある。

 タガノパッションはこれまでいろいろなパターンの競馬ができているし、未勝利戦で重を克服しているので台風の影響が残ったとしても大丈夫。今回も差しではあると思うのでアタマまで届き切るかは分からないが、上位争いはするだろう。

 アールドヴィーヴルは桜花賞・オークスとも5着だから、一定以上の能力は保証付きだ。ただ地力でねじ伏せる1着のイメージは湧きづらい。人気ではあるが1着固定に決め打てず、さりとて切ることもできないという難しさはある。

 オークス組ではクールキャットとエンスージアズムも出走しているが、14着や18着まで大敗した馬は例年の相場だと狙いづらい。このレースは人気薄の前走条件戦組が馬券のポイントになりやすいので、このあたりを拾うよりは人気薄の前走1勝クラス組を少しでも多くヒモに組み入れたほうがよいというのが個人的な考えだ。・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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