2021年10月07日(木) 19:00
こんにちは、むねひろよしたかです。
先週日曜日にパリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞(芝2400m)は、14頭立てで13番人気のトルカータータッソが優勝。現地では14番人気の殿人気という低評価になっていました。驚きました。『2』・『3』・『4』着の3連単フォーメーションを厚く持っていただけに、この馬の大駆けに馬券を砕かれてしまいました……。
ドイツ馬はこれで3頭目の勝利。昨年ほどではなかったものの、今年も雨の影響が大きく出た馬場レベルでの施行でした。道悪では「ドイツ馬に注意」というようなフレーズをちらほら見ましたが、10年前に勝ったデインドリームは2:24.49という速い時計の馬場レベルでの勝利。このタイムは、今でもレコードとして残っています。そんな簡単なひと言では片付けられないですね。
日本馬のクロノジェネシスは『7』着・ディープボンドは『14』着に終わりました。馬券は過剰人気となる日本馬を中心視することは私にとっては皆無に近いぐらいあり得ませんが、馬の実力的にはもう少しやれると感じていただけに、悔しいを通り越して落胆の思いです。ヨーロッパの壁は非常に厚いですね。
日本馬2頭の挑戦に加えて、武豊騎手が世界でトップレベルのエイダン・オブライエン厩舎のブルームに騎乗。そして、ディープインパクト産駒の外国馬も人気の一角となるという我々日本人にとって話題が盛り沢山の凱旋門賞となりました。レース前に分析をしている間も含めて大変楽しませていただきました。挑戦に感謝します。凱旋門賞だけでなく、他の大レースに関しても日本馬のチャレンジを楽しみに待ちたいと思います。
◆毎日王冠
ターゲット馬→ヴァンドギャルド
(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
この東京では富士S勝ちの実績がありますが、1:33.4と走破時計は平凡です。1:32.7だった2走前の東京新聞杯は0.3秒差・『4』着でしたし、1:32.7「稍重」だった5走前の安田記念では『10』着でした。また、東京ではなかったものの同じく32秒台だった3走前のマイルCSも0.5秒差・『6』着止まり。マイルでは時計の限界を感じます。
前走のドバイターフは『2』着と初めての海外遠征でも好結果を出しましたが、・・・
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棟広良隆
日本屈指の理論派で、高配当馬券に注目する“競馬穴リスト”。馬場レベルを基本とする『激走レンジ<range>』を駆使するのは既に有名だが、『馬券の買い方』についてもこれまで世になかったメカニズムを発表し、第一人者となる。グリーンチャンネル『KEIBAコンシェルジュ』でも活躍中。主な著書に『同じ予想でプラスになる人、ならない人』など。 公式ホームページ名は『ムネヒロネット』。
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