先週の競馬を振り返って

2021年10月08日(金) 18:02

競馬学校38期生模擬レース

 朝晩、少し寒さを感じるようになってきましたね。

 今週から部屋にデロンギと加湿器をセッティングし、体を冷やさないよう、乾燥しないように心掛けています。季節の変わり目となるこういった時期が1番体調を崩しやすい時。

 今は新型コロナのこともありますし、皆さん、お互いに気を配りながら乗り越えましょうね。

 さて話は変わり、今年も凱旋門賞が終わりましたね…。またしても日本馬の勝利とはならず、厚い壁を感じる結果に。

 馬場のこともありましたが、クロノジェネシスにおいてはパパのバゴ同様に、距離という点から良馬場であって欲しかった印象を受けましたし、道中のフォームからバランスを取るのが難しかったようにも。

 やはり日本の馬場とは本質的な違いもあり、ああいった状態になると、より難しさが増す印象を受けました。

 一方、日本で行われたスプリンターズSですが、3歳馬ピクシーナイトが圧巻の勝利となる結果に。ジョッキーインタビューにもありましたが、まだユルサを感じる成長過程の段階で、この走り。またスタート&レース振りも安定。来年はスプリント界の頂点となり、この馬に敵うものは出てこないだろうと思っていましたが、早々とそれを見せつける結果に。凄すぎました。

 来年と言えば、今週、競馬学校38期生の模擬レースがあり競馬学校へ行ってきました。

 同じ女性だからということではなく、トレセン実習の時から鞍はまりの良さに巧さを感じていた女性騎手候補生の今村聖奈ちゃんの騎乗振り&レースにおける冷静さが光っており、素晴らしく感じました。38期生9名のデビューを願うと共に、彼女のデビュー後の可能性が非常に楽しみとなりました。

 さぁ今週から舞台は阪神&東京&新潟に。

 東京で行われる毎日王冠ですが、人気の中心は安田記念を制したダノンキングリーと3着馬シュネルマイスターでしょう。

 特にダノンキングリーにおいては7か月の休み明けで騎手コメントやパドックの様子からも完調手前だった様子。それに比べると今回は体を大きく見せており、馬自身も勝利によって自信を取り戻したようにも。

 一方のシュネルマイスターにおいては本質的にはマイラーな気もしますが、年齢的なノビシロや斤量面、1800mまでならば大丈夫そうな気もします。また同じ安田記念で10着となったケイデンスコールですが、こちらは当日の暑さが馬場入り後に影響したようにも…。本質的にはマイルがベストとは思いますが、左回りのワンターンですので馬券的には押さえようと思います。

 それでは皆さん、日曜日はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。

 ホソジュンでしたぁ。

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細江純子

愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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