考え方次第なところも

2021年10月15日(金) 12:00

秋華賞の見解

 あんまり人生とか、生き方とかについて語ることは好きじゃないというか…そんな年齢でもないと思っていましたが、気づけば人生の折り返し地点は日本人女性の平均寿命から計算すると過ぎている年齢。

 ですので、ちょっとだけ語っちゃってもバチは当たらないかな?おかしくないかな?とも思え、今日は少しだけ。

 子供の頃から展示場巡りが好きで、大人になったら(キッチンは…お風呂は…こんな風な一軒家を建てたい)と想像し、図面なども書いていましたが、気づけばその夢は実現せず、マンションライフに。

 そして今では、鍵1つで安心&駅近&同じマンションで暮らす子供たちの行き来などを考えても、このままマンションで一生を過ごしたいという思いにシフトチェンジしており、20年近く願ってきたことは何だったのだろう?と思えるのです。

 それに似たようなことが先週もあり、人は時の流れの中、経験や体験、また環境によって趣味嗜好は変化し、一見、不幸や厳しい状況と思えても、結果的に、臨んだことは今ではない場合や、のちのち正解と感じられることも多いのかもしれませんね。

 抽象的な言い方となってしまいましたが、その昔、ビートたけしさんは「最後に笑った者が、真の意味での勝ち。今、売れなくて苦しくても芸人を諦めるなよ。諦めたら、そこで終わりなのだから」と弟子の芸人さん方に声をかけていたとのこと。

 コップ半分の水を「まだ半分あると見るか、もう半分しかない」と思うかは人次第。今の私は、そんなことを感じて生きています(笑)。

 さて話題を秋華賞に。

 中心はソダシでしょう。札幌記念は古馬相手に堂々たるレース振りで勝利。

 この中間は放牧に出さずに在厩での仕上げ。「見た目はスッキリだけど、パワーアップしている。成長時期や逍遥馬道、坂路でのトレーニングもあるのか、スピードも保てたままパワーも増していて、凄い」と北村助手。

 水曜日には吉田隼人騎手とジックリと話し合いもしたようで、吉田騎手も今回が1番不安要素なく挑める様子。

 個人的にも、京都よりも阪神向きタイプと思え、今回、阪神・2000mの舞台で行われるのは、ソダシにとってプラス材料と思えます。

 また1点、前走時のパドックで感じた左前の硬さですが、それは今もなお少しは感じるようですが、前回よりも大丈夫とのことですし、結果も出していますので、もともとの作りであるようで気にすることはないとのこと。

 不安になることはないと思えます。

 枠が決定し、並び的には先行馬に囲まれており、レースの組み立てとしては、アンドヴァラナウトの方が競馬しやすいようにも…。

 また個人的にスルーセブンシーズも気になっており今晩までジックリ考えての買い目選択にしようと思っています。

 それでは皆さん、当日は競馬中継でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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細江純子

愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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