2021年10月31日(日) 18:00
昨年につづき阪神ダ1800で行われるみやこS。その20年は1着クリンチャー(母父ブライアンズタイム)、2着ヒストリーメイカー(母母母父リアルシャダイ)、3着エイコーン(父フリオーソ)と、ロベルトの血を引く馬が1〜3着を独占。同じ阪神ダ1800で行われるアンタレスSにおいても、21年はヒストリーメイカーが2着で、20年は父アイルハヴアナザーのアナザートゥルースが2着でクリンチャーが3着。取り上げた5頭でロベルトの血を引くのは、アナザートゥルース(父アイルハヴアナザー)とオーヴェルニュ(母父タニノギムレット)。(解説:望田潤)
アナザートゥルース
サウンドトゥルーやルールソヴァールの半弟で、ホウオウトゥルースの全兄。母母キョウエイヨシノはJRA4勝。父アイルハヴアナザーは北米二冠馬でオメガレインボーやマイネルサーパスなどの父。アイルハヴアナザー×フジキセキはマイネルユキツバキと同じ。アイルハヴアナザー産駒らしいダートの中距離馬で、近2走は揉まれてズルズル後退も、東海Sのように馬群に入らずスンナリ運べればしぶとい。ちなみに逃げたときは[3-0-1-0]。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ヴェンジェンス
近親にフロンテアクイーンなどが出る牝系で、母スペシャルクインはダ1000〜1200で4勝。カジノドライヴ×スペシャルウィークだから長手の体型で揉まれ弱さのある中距離血統で、馬群の外を捲り上げるのが勝ちパターンだ。だから7〜8枠に入ったときは[5-4-1-1](唯一の着外はG1チャンピオンズC)とほぼパーフェクト。前走白山大賞典は・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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