2021年11月07日(日) 18:00
昨年につづき阪神芝内2200で行われるエリザベス女王杯。同距離でも京都外回りと阪神内回りでは求められる能力や適性はかなり異なる。阪神内2200で行われる大レースといえば宝塚記念だが、近年の宝塚で連対した牝馬はクロノジェネシス、リスグラシュー、マリアライト、デニムアンドルビーの4頭。この4頭に共通するのはサドラーズウェルズやヌレイエフの血をもつことで、もともと宝塚はヌレサドの血が強いレースでもある。そして昨年のエリザベス女王杯でも、サドラーズウェルズの血を引くラッキーライラックが快勝している。(解説:望田潤)
アカイイト
ステキナシャチョウの姪で、母ウアジェトはJRA2勝(芝1600〜1800)。さかのぼるとトムフールの母ガガに辿り着く牝系だが、近親に目立った活躍馬はいない。キズナ×シンボリクリスエスはソングラインやロジーナと同じ。母系にシアトルスルーやニジンスキーが入るので伸びのある体型で、ストライドでジワジワ追い込む脚質。府中牝馬Sも・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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