2021年11月14日(日) 18:00
昨年につづいて阪神芝外1600で行われるマイルCS。その昨年はディープインパクト×タピットのグランアレグリアが1人気に応え完勝。他にも最近の阪神芝1600の3歳上の重賞においては、21年マイラーズC2着アルジャンナ(母シアトルスルー5×3×5)、21年阪神牝馬S2着マジックキャッスル(母父シンボリクリスエス)、20年阪神牝馬S1着サウンドキアラ(母母父シアトルスルー)と、母系にシアトルスルーの血を引くディープ産駒がよく連対している。今年も連覇を狙うグランアレグリアはもちろん、前走スワンS2着と復調ムードのサウンドキアラにも注意が必要かも。
あと21年マイラーズC9人気3着カイザーミノル(父ロードカナロア)、21年阪神牝馬S8人気3着ドナウデルタ(父ロードカナロア)、20年中京記念18人気1着メイケイダイハード(母父キングカメハメハ)と、ロードカナロア〜キングカメハメハの血がよく穴をあけている。(解説:望田潤)
インディチャンプ
アウィルアウェイの3/4兄で、母母トキオリアリティーはリアルインパクトやネオリアリズムなどを産んだ名繁殖。ステイゴールド×キングカメハメハはステイフーリッシュと同じ。母方の影響も強いマイラー体型で、運動神経抜群で現役屈指の俊敏加速を誇る。とはいえ短距離だと追走に脚を使うからか、マイルでタメたときほどビュンと反応しない。安田記念は後傾ラップを好位から抜け出し、あの形でグランアレグリアとシュネルマイスターに差されたのはショックかも。
距離◎ スピード◎ 底力◎ コース○
カテドラル
ジェベルムーサの3/4弟で、母母アニマトリスはマルレ賞(仏G2・芝2400m)勝ち馬。ハーツクライ×ロックオブジブラルタルはグレイルと同じ。全体に母父父デインヒルの血を増幅した配合になっていて、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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