【ジャパンC予想】牝馬優勢、6歳上は連対ゼロ 外国馬は高速馬場に苦戦

2021年11月21日(日) 18:00

過去10年のJCにおいて、6歳以上は[0-0-2-44]と連対ゼロ。5歳時に連対したシュヴァルグラン、サウンズオブアース、ラストインパクト、トーセンジョーダンも翌年は着外に終わっている。キセキ、サンレイポケット、マカヒキ、ユーキャンスマイル、ワグネリアンなどにはイヤなデータ。

性別では牡セン[4-8-9-119]、牝[6-2-1-15]と牝馬優勢。外国馬はここ10年[0-0-0-29]で、掲示板に載ったのはアイダホ(17年5着)とドゥーナデン(13年5着)だけ。上がり3位以内をマークしたのもこの2頭とデインドリーム(11年6着)だけで、日本の高速馬場への適性のなさが浮き彫りになっているといえよう。(解説:望田潤)

アリストテレス

ヴィクトリーやリンカーンの甥で、アドミラブルやエスポワールのイトコ。エピファネイア×ディープインパクトはオーソクレースやディヴァインラヴと同じで、サンデーサイレンスとサドラーズウェルズのクロスをもつのもオーソクレースと同じ。晩成の中長距離血統で、菊花賞2着も含めリンカーンに近いイメージに完成してきた。エピファ産駒だから馬群の中だと力を100%出し切れない面は見受けられ、京都大賞典のように直線で外に出したい。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

オーソリティ

アーデンフォレストの半弟で、エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアの甥で、母母シーザリオはオークス馬で名繁殖。オルフェーヴル×シンボリクリスエスはエスポワールと同じで母母にサドラーズウェルズが入るのも同じ。父をシンボリクリスエス的に少し長手にした体型で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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