【ジャパンC予想】この距離は三冠馬にとって不安はない

2021年11月26日(金) 18:00

引退戦は後のことを考えないでよい仕上げができる

 コントレイルの引退戦となるジャパンカップ。想定される中では手ごわい敵が少なめとなった印象もあり、人気に応えられる可能性も高そうだ。

 天皇賞秋は上がりの競馬で後ろからになったぶんエフフォーリアを捕らえられなかったが、上がり33.0秒の脚を使っているのだから能力の高さは示している。距離は2000mのほうがベターかもしれないが三冠馬にとって2400mが不安なわけがない。引退戦というのも、後のことを考えないでよい仕上げができるぶん良い面もある。

 シャフリヤールは神戸新聞杯4着から。別に力負けしたわけではなく、馬場が馬場だっただけに深刻にとらえる必要はない。ただGII4着以下からGIという形そのものは普通だとなかなか結果が出ない。本来の地力と、ダービーを勝ったコースに戻ることでどこまでコントレイルに肉薄できるか。

 オーソリティは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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