2021年12月06日(月) 18:00
テーオーケインズが6馬身差の圧勝(C)netkeiba.com
4歳の上がり馬テーオーケインズ(父シニスターミニスター)が6馬身差の圧勝。春の帝王賞に続くビッグレース制覇となり、新しいチャンピオン誕生を強烈に印象づけた。
6馬身差は、2001年のクロフネの7馬身差(当時はジャパンCダート)に次ぐ大差だった。種牡馬シニスターミニスター(A.P.インディ系)は、インカンテーション、ヤマニンアンプリメなど多くのダート巧者を送ってきたが、ビッグレースの勝ち馬は少なかった。テーオーケインズはまだ4歳。これからさらにタイトルを獲得できるだろう。
楽なペースだったこともあるが、テーオーケインズは自身初めて上がり3ハロン35秒台(35秒5)を記録してみせた。同年の帝王賞と、チャンピオンズCをともに圧勝はすごい。馬場状態を問わない。
意外なほどすんなりソダシ(父クロフネ)が先手を取ることになったレースの流れは、前半1000m通過61秒4。スローとはいえないまでも、2番手のインティ(父ケイムホーム)以下が控えたため、レース展開に死角のあったソダシには、最終4コーナーを回るまで願ってもない形だった。
ところが、・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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