2021年12月09日(木) 20:00
▲シャフリヤールとのコンビで挑んだジャパンC (撮影:下野雄規)
直近の話題をお届けする「月刊 川田将雅」。前半はシャフリヤールとのコンビで挑んだジャパンC、そして川田騎手も「改めてこの馬本来の姿、能力の高さを示してくれた」と語るダノンザキッドとのマイルCSを振り返ります。
また、プログノーシスと勝った11月21日の武田尾特別も回顧。4コーナー手前まで最後方にいたことについての焦りはなく「届かないわけがない」と言い切った川田騎手、その理由とは…?
(取材・構成=不破由妃子)
──シャフリヤールとのコンビで挑んだジャパンCは3着。毎日杯以来、8カ月ぶりの騎乗となりましたね。
川田 成長の余地を残すなかで、コントレイルを相手に、よくあそこまで頑張ってくれたなと思います。
──1コーナーで、手綱を引かざるを得ない不利がありました。あのシーンの影響は?
川田 JRAの裁定通りです。大きな事故にならず、馬がケガをせずに済んだことは不幸中の幸いでした。
──それでいて、最後まで食い下がって3着。成長の余地を残し、さらに不利がありながらの結果ですから、ダービー馬の意地は見せましたね。
川田 当然、ポテンシャルは高いですからね。来年の競馬界を引っ張っていくのは、エフフォーリアとシャフリヤールであることは間違いない。現時点では、この2頭に敵う馬はいないと思うくらい、2頭は抜けていると思います。シャフリヤールはもっと良くなりますから、レース後にもコメントしたように、来年はもっといい走りができるはずです。
──そのジャパンCでは、コントレイルが有終の美を飾りました。涙が止まらないといった様子の福永さんでしたが、川田さんの目には、そんな福永さんの姿はどう映りましたか?・・・
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川田将雅
1985年10月15日、佐賀県生まれ。曾祖父、祖父、父、伯父が調教師という競馬一家。2004年にデビュー。同期は藤岡佑介、津村明秀、吉田隼人ら。2008年にキャプテントゥーレで皐月賞を勝利し、GI及びクラシック競走初制覇を飾る。2016年にマカヒキで日本ダービーを勝利し、ダービージョッキーとなると共に史上8人目のクラシック競走完全制覇を達成。
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