2021年12月22日(水) 11:00
2020年はサクセスエナジーがベストマッチョとのハナ差の接戦を制した(写真提供:地方競馬全国協会)
師走の寒空に迫力満点のファンファーレが鳴り響けば、ざわざわと血湧き肉躍る。暮れの園田の名物ハンデ重賞「兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII)」。過去20回、地方馬の優勝はないが、2着3着にはよく絡む。過去10年で地方馬が2着5回、3着6回。2020年は川崎のベストマッチョがハナ差の2着。2019年に地元兵庫のイルティモーネが3/4馬身差の2着。岩手の快速馬・ラブバレットが1馬身半差の2着だった2017年も印象深い。2011年と2012年に連続して3着に食い込んだ兵庫のスターホース・オオエライジンの勇姿も忘れられない。
今年は出走できるなら兵庫の3歳馬イグナイターに注目したい。園田で走った4戦は、3歳重賞の楠賞を含めてすべて圧勝。特に9月に大差勝ちしたときの1分27秒4(稍重)という1400mの走破タイムは破格。それこそ兵庫ゴールドトロフィーの歴代勝ち時計と並べても遜色ない。イグナイターを管理する新子雅司調教師は、イグナイターの素質を高く評価し、早い段階で兵庫ゴールドトロフィー出走を明言してきた。新子調教師はダートグレードレースを3勝し、6度目のリーディング獲得に向けてひた走る兵庫の名トレーナーである。
9月にはサマーチャンピオン(JpnIII)も制したラプタス(写真提供:地方競馬全国協会)
トップハンデのラプタスが背負う59キロを筆頭に、JRA勢の斤量は重い。対するイグナイターの斤量は52キロ。ビッグチャンス到来だ。イグナイターの鞍上を務めるのは笹田知宏騎手。兵庫所属馬の戴冠を夢見ている!
筆者プロフィール:井上オークス 大学在学中にエッセイコンテストに応募したことをきっかけにライターとしてデビュー。 現在は新聞、雑誌等での執筆活動を中心に多方面で活躍中。 趣味は競馬で全国各地を飛びまわる「旅打ち」。
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