2022年01月06日(木) 18:00
今週は2回目のコラム更新(笑)。というわけで、今回はシンザン記念、フェアリーSを取り上げていますが、その最終追い切りは幅広い日程で行われていますね。その理由は、5日のレースが終わった6日も全休日ではなく、2日以降はずっと調教が行われているから。9日、10日のレースに向けて、どこで強い調教を課すか、非常に難しいですよね。
日曜日のレースであれば、水曜日(5日)に追い切りを課すのが一般的ですが、火曜日(4日)に行っている陣営も。普段ならこのようなことはありませんが、全休明けの2日から追い切りじゃない調整が続いているので、ここで強い負荷、という意味があるのかも知れません。個人的にはレースに近い日程で強い負荷をかける方がレースでいいパフォーマンスを発揮するのでは、と感じています。
【シンザン記念/レッドベルアーム】
前走東京スポーツ杯2歳Sは中間の追い切りの様子が気になって無印。気になったところはCWでの追い切りで道中が行きたがるところでしたが、その点は今回もあまり改善されたとは思えません。1月3日のCWでの追い切りでも3コーナーではかなり行きたがりましたし、このあたりがうまく収まらないと、レースでも勝ち負けする脚を使えないような気がします。
そして、1月6日の最終追い切りはDコースの芝馬場で単走。川田将雅騎手が跨っていましたが、うまくなだめられての追い切りだったようには思います。ただ、時計も遅かったですし、やはり気持ち的な部分で弱点があるのは間違いない状態。そこがどうかでしょう。
【シンザン記念/ソリタリオ】
中8週の未勝利は坂路、中7週のこうやまき賞はCWでの最終追い切りで連勝。ということで、調教パターンには自在性を感じますが、かなり気持ちの強そうなタイプ。それは今回の最終追い切りを見ても感じました。
CWでC.デムーロ騎手が跨っていましたが、・・・
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井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ
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