【東京新聞杯・きさらぎ賞予想】実績ありの確固たる予想基軸で的中を狙いたい

2022年02月02日(水) 18:00

「走りのバランス」が改善され動きが良くなっている

 先週の根岸S、シルクロードSは予想不的中。先々週の的中をきっかけに参考にしよう、と思ってくださった方もたくさんいたはずで、本当に申し訳ありません。ただ、先週も当コラムで紹介させていただいたInstagram(iuchitoshiaki_gmen)には「メイケイエールの取捨に悩んでいましたけど、井内さんの解説で買い目に入れました」というコメントを頂戴しました。こんなコメントをもらえると外しても、また次頑張ろうと思えますし、今度はもっともっとお役に立とうと思えますね。

 さて、今週は東京新聞杯ときさらぎ賞。きさらぎ賞は昨年同様、通常の京都開催ではなく、昨年の傾向を踏まえる形での手探り予想になりそうですが、東京新聞杯は過去の予想的中実績から確固たる予想基軸があります。これをしっかりと示して、ウマい馬券の的中目指して頑張ります。

【東京新聞杯/ホウオウアマゾン】

 1週前追い切りはCWでの併せ馬。これをしっかりと先着したので、これは阪神カップ2着時と同じですし、アーリントンC1着時とも同じ。ですから、最終追い切りはこれらの結果が出た時と同じ、坂路になるだろうと思っていました。

 ところが、最終追い切りはCWで併せ馬を課しています。併せ馬自体はアーリントンCで課せられていたので、さほど気になりませんが、ただ、レース間隔は前走に似ており、この時は坂路で単走。CW追い切りや併せ馬という調教内容と前走がデビューからの最高馬体重を更新した512キロですから、ひょっとしたら太いのでは、なんて思ってしまいます。

調教Gメン研究所

最終追い切りのパターンを変えてきたホウオウアマゾン(2月1日撮影)

【東京新聞杯/プリンスリターン】

 現在3連勝中ですが、2歳時には朝日杯FSで5着したくらいですから、もともと見せていた能力がここにきて、安定開花した。そんな印象ですが、調教内容は決して負荷の強いものではなく、追い切り本数で表現すれば、少ない内容で結果を出しています。

 そういったこともあってか、今回も中9週ですが、CWでの追い切り本数は5本。中7週で4本、中4週で2本と結果を出しているので、この馬自身にとっては決して本数が多くなくてもよいと思います。ただ、東京新聞杯の調教適性はその逆。最終追い切りCWでの併せ馬もまずまずといった程度でしたから、個人的には高い評価ができないという現状です。

【東京新聞杯/カテドラル】

 昨年は2着。ローテーションは少し違いますが、レース間隔はほぼ同じ。ですから、調教量は昨年と比較すればよいと思いますが、本数自体は今年の方が多くなっています。ただ、昨年は2週前追い切りがCWだったのに対して、今年は2週前が坂路で先週末に左回りのCWで追い切った点が同じになっています。

 最終追い切りに関しては、今年がかなり強い負荷。4F52.1秒の坂路は昨年よりも3秒近く速くなっていますし、2F24.5秒も速い内容。昨年と違う点もいくつかありますが、・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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