2022年02月16日(水) 18:00
テーオーケインズとマルシュロレーヌがサウジ遠征のため回避予定。となると、今年のフェブラリーSは大混戦になることが予想されます。そんななかで馬券的に美味しいのはどの馬なのか? 軸に相応しいのはどの馬なのか? 今週も妙味度解説多めでお送りします。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング 編集K3)
編集K3(以下、K3) さぁ、今年最初のGIです。軽くスランプに入っていますが、GIを当てて流れを変えましょう。
卍 いつも通りやるだけですけど、当たるといいですね。
K3 フェブラリーSの出走予定馬を見たんですが、テーオーケインズが回避した場合、どの馬が1番人気になるかわかりませんね。
卍 これは大混戦ですね。まず、ルメール騎手が人気馬に乗っていないというのが珍しいですよね。
K3 予想人気だとテーオーケインズに次ぐ2番人気はカフェファラオになっていますけど、3連敗中ですからね。1番人気は昨年4着のレッドルゼルになるんじゃないでしょうか?
卍 じゃあ、今週はレッドルゼルに関する妙味度を紹介していきましょう。以下は、先週発売された電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2022』のロードカナロアのページです。
ロードカナロアの傾向をまとめると、このようになります。
・全体的に過剰人気 ・短距離(1600m以下)の妙味度は高い ・古馬になってからが良い ・距離短縮で狙える
K3 利益度-3385というのは、何も考えずに狙い続けるとものすごく損するってことですよね。
卍 はい。競馬ファンが持っているイメージと実際の成績に大きなギャップがあるということです。
K3 であれば、早めにイメージを修正しないとマズいですね。
卍 修正しないとジワジワ負けていくことになります。
K3 「ジワジワ負ける」っていうその表現、相変わらず恐いですね(笑)。
卍 ロードカナロア産駒はアーモンドアイ、サートゥルナーリアなど、いきなりクラシック路線で大物が出たので、芝中距離でも走れるというイメージが定着しましたが、実際は短距離のほうがいいんですよ。
K3 一部の大物にイメージが引っ張られたということですね。
卍 この妙味度を見る限り、ロードカナロア産駒は父と同じようなイメージでいいということですね。短距離が良くて、成長力がある。
K3 そういえば、先週の共同通信杯ではダノンスコーピオンが1600m→1800mの距離延長で負けていましたね。
卍 昨年の富士Sでサトノウィザードとタイムトゥヘヴンが人気薄で2、3着に好走しましたけど、ああいうイメージでいいんだと思います。
K3 昨年度版から変わった部分はありますか?
卍 大きな変化はありませんけど、あえて言えば、短距離の妙味度がさらに上昇したことと、「オープン(重賞含む)」の妙味度が上がってきた点ですかね。
K3 確かに、昨年はレイハリア、ファストフォースなど、重賞での穴も目立ちましたよね。
卍 上級条件で1600m以下への距離短縮を狙うというのが良さそうですね。
K3 なるほど、タメになりました。では、予想にいきましょう。
卍 わかりました。テーオーケインズが回避しそうなので、今回は6番人気までの総合妙味度を見ていきましょう。・・・
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卍
2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。
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