2022年02月25日(金) 18:00
日曜の「中山記念」に、アドマイヤハダル、パンサラッサ、レッドサイオン。「阪急杯」には、グルーヴィット、ダイアトニック。レースのカギを握るロードカナロア産駒が多い。
2月24日終了現在、『全国総合種牡馬ランキング』トップは、ロードカナロアであり、出走頭数のトップもロードカナロア。
現在のランキング上位5頭は、
1位ロードカナロア(父キングカメハメハ) 2位ディープインパクト(父サンデーサイレンス) 3位ハーツクライ(父サンデーサイレンス) 4位キングカメハメハ(父Kingmambo) 5位キズナ(父ディープインパクト)
今年はまだ始まってわずか2カ月だが、2012年から10年連続ランキング1位だった常勝ディープインパクトを押さえ、過去4年「7、3、2、2位」だったロードカナロア(14歳)がわずかの差でトップに立っている。
ディープインパクトの事実上の最終世代は現3歳。出走頭数でもロードカナロアが上回るのだから、夏以降の2歳戦を考えると、ついにディープインパクトがトップを走る時代は終了するのかもしれない。
土曜の「幕張ステークス(中山)」の若い4歳リッケンバッカーも、まだこれから本物になるはずのロードカナロア産駒。中山は初コースだが、GIのNHKマイルCを1分32秒2で4着した期待馬。ひと息入れたが気配は悪くない。
3勝クラスとすれば、いかにも恵まれた組み合わせになった。鞍上は勢いに乗る若い横山武史騎手(目下、関東の騎手成績1位)。条件戦ではあるが、こういうレースでの星の積み重ねが年間の最終成績に結びつく。勝機だろう。
相手は、好調教のカルリーノ、外枠でも先手を主張しそうなオパールシャルム本線に、インテンスライト、ハーモニーマゼラン。穴馬にウインレフィナード。うまく組み合わせを絞りたい。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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