2022年03月08日(火) 12:00
毎年この週にはフィリーズレビューを取り上げてきたのだが、今年は土曜の中山牝馬Sを扱ってみようと思う。昨年は7、5、6番人気、一昨年は3、14、1番人気、3年前は5、3、11番人気というようにとにかく波乱傾向の強いレースだからだ。
そんなに難しいレースをひとつのデータで解決できるはずがないので、いくつかの傾向をパーツ的に紹介しておきたい。
今年は前走オープン勝ち馬が3頭いるが、前走オープン勝ち馬は過去10年[0-1-0-9]。勝った直後というのは持ちハンデが切り上がっているということでもあり、良い材料ではない。
斤量の絶対値についてはあまり傾向がないというか、55キロという基本の斤量を挟んで重い側からも軽い側からも好走馬が出ている。斤量変動から買うべき馬を見つけるのも難しい。以前は・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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