【ダービー卿CT予想】昨年は母父デインヒル系のワンツー 中山マイルらしくデインヒルとロベルトが強い

2022年03月27日(日) 18:00

21年はテルツェット(母父デインヒルダンサー)とカテドラル(母父ロックオブジブラルタル)、19年はフィアーノロマーノ(父ファストネットロック)とプリモシーン(母父ファストネットロック)、17年はロジチャリス(母父ロックオブジブラルタル)とキャンベルジュニア(母父リダウツチョイス)。

デインヒルもちのワンツーがここ5年で3回もある。クルーガー、ヒーズインラブ、ロジチャリスと、ロベルトの血を引く馬の好走が目立つのも中山マイル重賞らしい。取り上げた5頭ではカテドラルとグラティアスがデインヒルの血を引く。(解説:望田潤)

カイザーミノル

 エーポスの半兄で、サラナックS(米G3・芝9.5F)勝ちロックロブスターの甥で、母母タドウィガはメイトロンS(愛G3・芝8F)勝ち馬。近親にチェヴァリーパークSのミライルなど。母父スマートストライクはストロングリターンやレッドオーヴァルなどの母父。

 カナロア産駒でヌレイエフ≒フェアリーキングの3/4同血クロス5×3はステルヴィオやミッキーワイルドと同じ。マイラー×マイラー×マイラーのマイラーだが、箱は大きいほうが乗りやすそうな印象。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

カテドラル

 ジェベルムーサの3/4弟で、母母アニマトリスはマルレ賞(仏G2・芝2400m)勝ち馬。ハーツクライ×ロックオブジブラルタルはグレイルと同じ。全体に母父父デインヒルの血を・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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