2022年04月09日(土) 12:00
今春のGIは、天才ゆえに妙味度が低い横山武史騎手との戦い……。そう宣言してからレシステンシア、エフフォーリアが続け様に馬券圏外に敗れました。そして、横山武史騎手は桜花賞でも1番人気が予想されるナミュールに騎乗します。二度あることは三度あるのか?それとも三度目の正直となるのか?ナミュールの父であるハービンジャーの妙味度を解説しながら予想していきたいと思います。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング 編集K3)
編集K3(以下、K3) 大阪杯は波乱でしたね。まさかエフフォーリアとジャックドールが両方とも馬券圏外になるとは思いませんでした。
卍 エフフォーリアは両サイドの牝馬に興奮してゲートに顔をぶつけたそうですし、ジャックドールは落鉄していたみたいですね。
K3 ホント、競馬には何があるかわかりません。
卍 こういうアクシデントがあれば人気馬でも簡単に負けてしまうわけですからね。やはり過剰人気の馬は買わず、過小評価された馬を買う。競馬で勝つ方法はこれに尽きます。
K3 前々回に「横山武史騎手は妙味度が低いので、馬券圏外になったときにハネるような買い方にしておけばいい」という話をしていましたが、高松宮記念と大阪杯はまさにそんなレースになりました。
卍 今週の桜花賞、来週の皐月賞もそういう買い方になるかもしれませんね。
K3 今週、横山武史騎手が乗るのはナミュールです。木曜までの予想オッズだとナミュールが1番人気だったんですけど、枠順が決まった後にサークルオブライフが1番人気になりました。
卍 大外枠が嫌われたんでしょうか? ゲートに入るのが最後になるので出遅れのリスクがあるナミュールにとっては悪くはないと思いますけど。
K3 なぜかはわかりませんが、ナミュールが1番人気になるという前提で進めさせてください。そのつもりでいたので(笑)。
卍 わかりました。では、今回の妙味度分析は、ナミュールの父であるハービンジャーにしましょう。電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2022』のハービンジャーのページはこのようになっています。
K3 パッと見でわかるぐらい過剰人気しているんですね。利益度(妙味度をもとに1年間購入し続けた場合にどれだけの利益をもたらしえるかを示した指標)なんて-6000を超えてるじゃないですか。
卍 特徴をまとめるとこうです。
・「全体」の利益度がワースト1位 ・平均を超えているのは「障害」「長距離」「新馬」だけ ・「ダート」や「短距離」は狙うべきではない
利益度がワースト3位以内に入っている項目を調べたら、「芝」「短距離(1600m以下)」「中距離(1700〜2200m)」「左回り」「右回り」「中山競馬場」「中京競馬場」「ダート道悪」「1〜3勝クラス」「3歳」と10個もありました。
K3 桜花賞は「芝」「短距離(1600m以下)」「右回り」「3歳」が当てはまりますよ。しかも、これはナミュールだけじゃなく、プレサージュリフトにも当てはまるわけですよね。
卍 はい。ハービンジャーは長期的に見れば逆張りをしたほうがいい種牡馬ということですね。
K3 では、以上を踏まえて予想していきましょう。
卍 わかりました。桜花賞の予想1〜5番人気の総合妙味度はこのようになっています。・・・
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卍
2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。
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