2022年05月01日(日) 18:00
NHKマイルCはダンジグの血を引く馬が毎年上位をにぎわせており、21年は1着シュネルマイスターと3着グレナディアガーズ、20年は2着レシステンシアと3着ギルデッドミラー、19年は3着カテドラル、18年は1着ケイアイノーテックと2着ギベオン、17年は2着リエノテソーロ。ストームキャットやダイワメジャーといった有力なマイラー血脈も順当に活躍している。取り上げたなかでダンジグの血を引くのは、オタルエバー、ソリタリオ、タイセイディバイン、プルパレイの4頭。また近5年でいうと、牡[4-2-4-62]連対率8.3%、牝[1-3-1-13]連対率22.2%。出走頭数のわりに牝馬の健闘が目立つ。(解説:望田潤)
アルーリングウェイ
アルーリングボイスの姪で、アンヴァル、オールザゴー、タガノディアーナなどのイトコ。母アルーリングライフはJRA4勝(芝ダ1200)。母母アルーリングアクトは小倉3歳S勝ち馬。父ジャスタウェイはマスターフェンサー、テオレーマ、エーポス、ヴェロックスなどを出している。母の北米早熟スピードで先行し、父のスタミナで踏ん張る長めマイラー。桜花賞は上がりが速すぎて持ち味が出せなかった。もっとタフなレースになれば食い下がる。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
インダストリア
ケイデンスコールの3/4弟で、バランスオブゲームやフェイムゲームの甥。牝祖ベルベットサッシュはサッカボーイの全妹で、ステイゴールドやショウナンパンドラも同牝系。父リオンディーズはエピファネイアの半弟でピンクカメハメハ、リプレーザ、テーオーロイヤル、ジャスティンロックなどの父。配合どおりの・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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