2022年05月10日(火) 18:02
▲質問に答えるミルコ騎手(撮影:桂伸也)
今週はユーザーの皆さんからの質問2つに答えていただきました。最初は1頭1頭異なる馬の特徴についての質問に、「頭の感じも耳の大きさも違うし、首周りの雰囲気も全然違う」とミルコ騎手。更に、最近頭を見てビックリした馬がいたとのこと…。
もうひとつは今週ヴィクトリアマイルに出走するミスニューヨークについての質問。初めて乗った府中牝馬Sと前走中山牝馬Sの振り返りから、今週の意気込みを語っていただきました。
(取材・構成=森カオル)
ミルコ いきなり頭を見ることはないから、頭だけでどの馬かわかるかどうかはわからないよ(笑)。だって、僕たちは乗る前にまずは顔を見るからね。ほかのジョッキーはわからないけど、僕はまず目を見ます。目を見れば、性格やその日の気分がちょっとわかるね。
──目でいうと、白目の範囲が大きいと気が強いとか。
ミルコ そうそう。気が強かったり、怖がりだったりする馬が多いですね。
──馬上から見た場合、やはり頭の形は1頭1頭違うものですか?
ミルコ 違います。頭の感じも耳の大きさも違うし、首周りの雰囲気も全然違う。牝馬と牡馬でも違うし、短距離馬と長距離馬でも違う。短距離の馬たちはけっこうゴツイですね。
──鬣にも個性がある?
ミルコ 鬣は……まぁだいたい一緒ですね。でも、少ないとか毛が太いとかはあるかな。牝馬のなかには、鬣が少なくて柔らかい子がいますね。外国人の女の子みたいな感じ。
──あとは、鬣を編んでいる馬もいますね。
ミルコ 僕は編んでないほうがいいかな。確かに鬣が引っ掛かったりすることもあるけど、いざというときに引っ張りづらいし。口が敏感な馬は、口に触らないために僕たちは鬣を引っ張るから。だから鬣は大事ですね。それに、編んでないほうが走っているときにキレイじゃない? 走っているとき、サーっと顔に当たって気持ちいい。意外と硬いから、ちょっと痛いときもあるけど(苦笑)。そういえばこの前、頭を見てビックリした馬がいたの。・・・
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ミルコ・デムーロ
1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。
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