2022年05月18日(水) 18:02
▲幸騎手が“身体能力お化け”と呼ばれる理由とは…?(撮影:桂伸也)
幸英明騎手と、自身のYouTubeチャンネル「マルトレ」やSNSでトレーニングの様子を積極的に発信している、ボートレーサーの丸野一樹選手をゲストにお迎えしての「アスリートのトレーニング対談」。
幸騎手は現在46歳。見た目の若さも驚きなのですが、昨年はキャリアハイの81勝をマーク。アスリートとして第一線で活躍を続けられているのはなぜなのか? “身体能力お化け”の幸騎手を深掘りしていきます。
(取材・構成=不破由妃子)
──46歳にして“身体能力お化け”という異名を持つ幸さんですが、これまでのトレーニング遍歴をお聞きしてもいいですか?
幸 体力作りというか、走るのがメインでしたね。平日や競馬の日の朝に走ったり、軽く体を動かしたり。あとは、みんながやっているような体幹トレーニングとかではなく、普通の筋力トレーニングを自己流でやっていた感じです。
(2018年の)ケガをきっかけに曾和栄司さん(兵庫県尼崎市「そわ鍼灸接骨院」の総院長。園田競馬の元調教師・曾和直榮氏の長男)にトレーナーとしてついてもらうようになって、今は週に一度、水曜日にパーソナルトレーニングをお願いしています。
佑介 パーソナルトレーニングは、曾和さんが初めてなんですか?
幸 うん。それまでは、どちらかというと無頓着だったよ。
丸野 今も毎日走られているんですか?
幸 以前は毎日走っていたけど、今は週に3日とか、走れるときに走っている感じかな。最低限の体力は維持しないとやっていけないから、走ることはずっと続けていこうと思って。
丸野 僕の師匠(吉川昭男選手)が、幸さんが走っているところをよく目撃するって言ってましたよ。
幸 ああ、近所だからね。昭男さんは、犬の散歩をしてる(笑)。
佑介 毎日のように調教に乗って、週に3日走ってゴルフにも行って、土日は競馬で20頭近く乗ってるんですよ。幸さん、ヤバイです、マジで(笑)。幸さんの場合、ただ単に見た目が若いわけじゃない・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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