【オークス予想】人気薄の妙味度が高く、波乱の兆候あり!! 軸にすべきはこの馬!!/第81回

2022年05月21日(土) 12:00

予想1-5番人気のうち3頭の妙味度が低く、予想二桁人気の馬の妙味度が高いという、波乱の兆候が見える今年のオークス。それもそのはず。現3歳世代の牝馬重賞は10レース行われ、1番人気が勝利したのはわずか一回だけ。それだけ実力が拮抗した世代なのです。軸に相応しいのはどの馬なのか? 波乱を演出しそうなのはどの馬なのか? データ競馬の一歩先を行く指標「妙味度」で紐解いていきます。

(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング 編集K3)

国枝厩舎の狙い方はアーモンドアイのイメージで

編集K3(以下、K3) 先週の「儲かる軸馬」、ソングラインは残念ながらハナ・ハナの5着でした。

 結果的に前に行った馬が恵まれたので、ソングラインは展開が向きませんでしたね。

K3 一方で、ソダシはやっぱりスターホースなんだなと思いました。1番人気のレイパパレがスタートで躓いて、2番人気のソングラインが3コーナーで躓いて、3番人気のファインルージュが直線に入ったところで躓いて、何もかもがソダシに味方したような印象でした。

 ソダシの妙味度は高くなりにくいので、ソダシに走られたらしょうがないですね。

K3 あれを見て2013年のダービーを思い出しましたよ。エピファネイアが3コーナーの入り口で躓いて僅差の2着に泣いたんですけど、あのときもすべてがキズナに味方した感じでした。導かれているというか。

 競馬はちょっとしたことで着順が変わりますからね。なので、全部当てようとするのは絶対に無理なんですよ。勝つためにやれることは、ひらすら過小評価された馬を狙い続けることだけです。

K3 本当にそう思います。さて、今週はオークスですが、サークルオブライフが1番人気になりそうです。まさに今話したエピファネイアの産駒です。

 じゃあ、恒例の妙味度解説はサークルオブライフに関するものがいいですね。

K3 はい。エピファネイアとM.デムーロ騎手は過去に解説しているので、今回は国枝厩舎でお願いします。

 わかりました。電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2022』の国枝厩舎のページはこのようになっています。

儲かる軸馬

K3 項目によって結構差があるんですね。

 特徴をまとめるとこのようになります。

・狙うなら芝で(ただし、道悪は評価を下げる)
・東京、中京で妙味あり
・新馬戦は過剰人気傾向
・重賞に強い
・レース間隔はあいているほうがいい

K3 東京の良馬場で強かったアーモンドアイのイメージで良さそうですね。新馬戦については、アパパネも、アーモンドアイも、アカイトリノムスメも、サークルオブライフも負けていますからね。2歳新馬が始まったら逆張りで使えそうです。

 妙味度では出していませんが、国枝厩舎と言えば牝馬ですよね。特に東京芝の牝馬の成績は良くて、2017年以降で見ても、単勝回収率133%、複勝回収率105%という優秀な数字になっています。

K3 これってアーモンドアイがいるからじゃないんですか?

 アーモンドアイを入れなくても回収率はほぼ同じです。ちなみに、オークスに関しては9頭出走して[2-2-0-5]という成績になっています。

K3 アパパネ、アーモンドアイが牝馬三冠を達成して、2019年はカレンブーケドールが12番人気2着で穴をあけましたし、昨年はアカイトリノムスメが2着に来ましたね。

 ピンクカメオの7番人気5着、フロンテアクイーンの12番人気6着、マジックキャッスルの14番人気5着というのもあります。

K3 厩舎の妙味度からはサークルオブライフは狙えそうですね。

 では、これらを踏まえて予想1-5番人気の総合妙味度を見てみましょう。・・・

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2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。

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