小牧騎手の覚悟「今年1勝もできんかったら…」

2022年05月24日(火) 18:01

先週はワンダーブレットとグレアミラージュに騎乗した小牧騎手。どちらの馬も期待十分だっただけに、ガックリと肩を落として帰ってきたとのことですが、「ケガなく乗れているだけでも幸せなこと」と心を持ち直した様子。そう思い直したきっかけは、現在脊髄損傷により療養中の藤井勘一郎騎手とのメールでした。また、唐突に爆弾発言が飛び出した今回の『太論』。小牧騎手のある覚悟が明らかに。(取材・文:不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で実施しました。

久しぶりに藤井くんとメールでやり取りをして…

──土曜日(中京2R・3歳未勝利・ダ1400m)のワンダーブレットは4着。いい脚で伸びてきましたが…。

小牧 脚は使ってくれたけど、相手がちょっと強かったね。でも、2着がほしかった…。

──2着馬とはコンマ1秒差でした。

小牧 うん。いつでもチャンスがある馬やと思うけど、なんか歯痒いね。調子がよかったし、チャンスやと思ってたんやけどなぁ。なかなか勝てんわ。1勝するのがこんなに難しいとはね。先週はなんかショックやったわ。グレアミラージュ(中京6R・4歳上1勝クラス・ダ1400m)もダメやったし。折り合いがついて上手いこと乗れていたのに、直線は耳を絞って全然脚を見せんかった。

──耳を絞っていたということは、ご機嫌斜めだったんですね。

小牧 そうなのかな。なんか嫌々走っているような感じで、ちょっとモタれてた。今年7戦目やから、ちょっと疲れがあったかもしれんね。このあとは・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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