2022年05月25日(水) 18:01
▲第4回目となる今回はアスリートとしての想いをうかがっていきます(撮影:桂伸也)
幸英明騎手と、自身のYouTubeチャンネル「マルトレ」やSNSでトレーニングの様子を積極的に発信している、ボートレーサーの丸野一樹選手をゲストにお迎えしての対談。インタビューは今回がラストとなります。
今回は、幸騎手と丸野選手が「トレーニングの重要さを実感した時」をテーマにお届けします。第一線で活躍するおふたりですが、今に至るまでに意識の変化があったそう。本当の意味で、アスリートにトレーニングはなぜ必要なのでしょうか?
また、次週はジョッキー界でも話題の「マルトレ」を、佑介騎手が実体験。“まるで動物”のような丸野選手の動きについていけるのか…!? 動画でたっぷりお届けします!
(取材・構成=不破由妃子)
──丸野さんにお聞きしたいのですが、トレーニングを極めたことによって一番変わったことってなんですか?
丸野 体ももちろん変わったんですけど、一番は気持ちの部分です。「これだけやってるんやから」という思いがあることで、ほかのことも妥協せずに全部できるようになったんです。
幸 なるほどねぇ。深いなぁ。
丸野 僕自身、思いもしなかったんですけどね。妥協できないことがめっちゃ増えていったことで、すべてのことに対して突き詰めて取り組めるようになったことがすごく大きいです。そうやって気持ちが変わったことで競技の成績も変わり始めました。景色が変わったと言いますか。
佑介 すごいよね。最初からそうだったわけではなく、途中で意識的にガラッと変えていったわけやから。
丸野 野球をやっている頃から、ランニングや素振りを毎日時間を決めてやっていたので、やらなアカンことをコツコツやる能力だけはあったのかもしれません。ただ、ボートレーサーになったばかりの頃は、だいぶ浮かれてましたよ。
幸 うん、初めて会った頃はチャラチャラしているイメージがあった(笑)。
丸野 ですよね(笑)。「ボートレーサーになれた! よっしゃー!」みたいな感じでしたから。先輩方からも「せっかくなれたんやから、遊べ! 楽しめ!」と言われて楽しんでいたんですけど、あるとき「これ、ちょっとちゃうな」と思って。・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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