2022年07月19日(火) 18:02
▲国枝厩舎とのコンビで新馬戦を快勝! シャンドゥレールへの期待は?(撮影:下野雄規)
今週はユーザーの皆さんからの質問に2つお答えします。1つ目は7月3日、日曜の乗鞍についての質問。その日は負傷した三浦騎手からの乗り替わりもあり1日で9鞍騎乗したミルコ騎手、気温も37度とさすがのミルコ騎手も堪えたかと思いきや「暑いのは平気」とあっさり。そんな過酷な日でも元気モリモリでいられる秘訣は?
2つ目は6月25日の新馬戦を快勝したシャンドゥレールについて、好スタートから番手で折り合い、直線はノーステッキでの鮮やかな勝ち方に、ミルコ騎手も思わず踊ってしまうほどテンションが上がったそう。シャンドゥレールはミルコ騎手が主戦を務めるサークルオブライフと同じ国枝厩舎の管理馬。レース前国枝師からは冗談混じりに“ある言葉”をかけられたそうで…。そんな期待馬ならではのやり取りも明かします。
(取材・構成=森カオル)
ミルコ あの日は(ケガをした)三浦皇成くんからの乗り替わりもありましたね。彼はかわいそうだったけど、大きなケガじゃなくて本当によかった。僕はいっぱい乗れるのはうれしいです。しかも、(乗り替わった)ブレイクザアイス(福島7R・3歳未勝利)で勝たせてもらえて。
── 一日9鞍乗るのは久しぶりでしたよね。しかも、4レースから11レースまで連続で。
ミルコ そうですね。4レースからずっと連闘だった。福島はジョッキールームからパドックまでが遠くて、いつも「遠いなぁ」と思っていたんだけど、連闘だったから移動が楽だった(笑)。
──確かあの日は気温が37度前後で。クールダウンする間もなく次のレースとなると、しんどいのかなぁなんて思ったり。
ミルコ ものすごく暑かったけど、僕は暑いのは平気です。全然大丈夫。あの日は52キロ(ラジオNIKKEI賞・オウケンボルト10着)があったので、むしろ体が絞れて楽だったね。いつも52キロがあると心配なんだけど、乗るたびに体重が落ちていったから、減量を意識する必要がまったくなかったよ。それに、僕は連闘が向いていると思う。やっぱり気持ちが違うね。
──気持ちが違うとは?
ミルコ ずっと気持ちが入ったままだから。休憩が多いと、気持ちが一度途切れてしまうから。
──確かにあの日は、7Rのブレイクザアイスでの勝利を皮切りに、8、9、10Rと連続して馬券に絡んでいました。
▲三浦騎手からの乗り替わりで勝利したブレイクザアイス(撮影:下野雄規)
ミルコ きてましたね。でもね、もともと最近は調子がめちゃくちゃいいの、ホントに。この前も・・・
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ミルコ・デムーロ
1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。
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