【中京記念予想】例年の傾向は参考にできない重賞のひとつ

2022年07月22日(金) 18:00

個体の評価で予想するしかない

 京都改修の影響を大きく受けた重賞のひとつが中京記念。例年の傾向は参考にできないので、個体の評価で予想するしかない。

 人気になるのはファルコニアだろうか。安定味に優れた馬で、位置取りのセンスも光る。今回は外枠を引いてしまったが、そこは川田騎手がカバーしてくれるだろう。川田騎手と福永騎手はこのコースでの成績がすごいことになっており、川田騎手は今年[2-3-1-2]。過去3年で見ても回収率を伴って好成績となっている。

 ミスニューヨークは牝馬重賞に出走することが多いが、昨年の中京記念で4着もしており、牡馬相手の戦いにも一定のメドはたっている。今回は内枠を引いたので前半から取れる位置を取っていくのか、それとも・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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